こんにちは!!
コモビEXPO2009 ワークショップ(WS)担当の山田祥未(よっちゃん)が、10月26日(月)に行われた写仏WSについて報告します!
池袋から西武新宿線で1駅隣の椎名町駅。
駅から少し歩いた所にある、真言宗豊山派金剛院というお寺で行われました。
お寺の門をくぐると、本堂に続く1本の道。
オレンジ色の灯りがつく境内を進み、
今回の寺子屋会場となる間へ。
部屋にあがると、すーーっと心和らぐお香の香り。
台風が接近していることも忘れてしまう非日常の「和」の空間に、
21人の参加者が集まりました!
今回は、寺子屋企画~写仏~と、コモビEXPO2009をコラボさせたWS。
日本に古くから根付いている仏教文化の「写仏」を体験し、
完成した作品を12月6日の文化祭で展示しようという企画です。
まずは、金剛院の和尚さん、野々部利弘先生からのお話。
538年、文字や画の書き写す写仏や写経によって日本に仏教が広まった。
写仏とは様々な仏さまをその時の気分によって選び、心静かに描くもの。
宇宙の根本を考え心理を深めようとする「総合的な教え」の仏さま、
お父さんのような「力強さ」を表す仏さま、深い「優しさ」を表す仏さま…と
今回も様々な意味を持つ仏さまが用意され、その時自分に足りないと思うものや、ピンときたもの等
参加者一人ひとりが仏さまを選び、深呼吸で髪の先、指の先まで綺麗な空気を送って
心静かに仏さまを半紙に写していきました。
・・・。
・・・。
・・・・・・。
すべて同じ太さにしたい。けど気づけば太さは変わってしまう。
仏さまの体を描く時は、自然と自分の体にも力か入っていく。
顔を描く時は、自分の顔に化粧をしているよう。口を描く時は、自分も自然と微笑む。
自分自身を見つめて、自分を書いているよう。
と、一人一人感じることは様々。
描き始めて1時間半。
仏さまと自分だけの時間を終えて、
皆で互いの作品を見せ合うと、線の太さも濃さも皆様々、
同じ仏さまを描いていても表情からすべて違う!
なんとも神秘的で心がスーと洗われる不思議な感覚になりました。
和尚さんの話によると、
描く人によっても、又、描く時の自分の気分によっても全然違う!!
全く同じ仏さまは書けないのです。
人生の成功の秘訣は、集中力と記憶力。
和尚さんが言った言葉がとても印象的でした。
その後和尚さんが本堂を案内して下さり、
今回の写仏WSを終えました。
私自身初めて写仏に挑戦して、
普段なかなか心を落ち着かせる時間ってつくっていないけど、
静かに自分自身を見つめ返すことって大切だと感じました。
そしてお香の香りも家に取り入れたいと思いました。
今回の文化祭テーマである「大人の本気」!!
「静」の本気の作品がまた一つ増えました!
文化祭当日、いくつか今回の作品を展示する予定です!
ぜひ、会場で皆の本気を感じて下さい☆