【33期中部】公演後のキャストの感想Vol.17「非日常」 | NPO法人コモンビート
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【33期中部】公演後のキャストの感想Vol.17「非日常」

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100日間学ぶことがとても多く実りある時間を過ごせた。

自分は現在大学生で、毎日学校行ってバイトして。

毎日が同じことの繰り返しで、社会人になるまでこのままでいいのか?

何か打ち込めるものをやりたい。
何か自分を爆発させられるようなことは無いのか?

そう考えていた時に、『A COMMON BEAT』に出会った。

100人が100日で作り上げるミュージカル。

「個性が響き合う」

この言葉が突き刺さったのです。

「これだ!」と。
最初は素人でもミュージカルに出れる、目立つようなことが好きだから自分の個性を思う存分出せるんだ!
そんな軽い気持ちで参加した。

オーディション、コールバックを経て権力者という役柄をもらい自分のやりたいように役の設定をしてやっていくつもりでしたが、思っていたよりも大変でした。

長い間続いてきたミュージカル活動。
その中で色んな人の中で「赤権力者はこうだ!」というイメージが先行し、その人達からもらうフィードバックが苦痛でした。

でも彼らも悪気があっていっている訳ではない、このままではいけないと思い、「自分にしか出来ない赤権力者」を目指すことに。

公式練習の休憩時間や合間を縫って鏡の前で動きの研究や、自分が出演するダンスシーンの振り付けをもっとこうしたらかっこ良く見えるかな?

常にそればかり考えてプライベートでも練習時間を割いた。

しかしあまりにも自分のことばかり考えてしまって、みんなで作り上げるという考えが自分の中から薄れていってしまい、勝手にみんなと心の距離を置いてしまって孤独を感じるようになった。

そんな時に支えてくれたのが赤大陸のみんなをはじめ、他の大陸のキャストの人たちだった。

自分が求めてきた、努力してきたものを「USAらしさが出てきた」「役にハマってる」こう言ってもらえるようになり、最後までやり切ろう、一度決めたんだから逃げるのやめようと思えた。

そうして本番公演をやってみて、やってよかったと素直に感じた。

観に来てくれた人たち、支えてくれた仲間、きっかけをくれた人たち、プライベートの時間をつかって迷惑をかけながらも応援してくれた家族や友人、バイト先の人、自分と関わりのあるすべての人に感謝でいっぱいだった。

ここで感じたこと、学んだことを活かして101日後も強い意志を持って歩み続けている。

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33期赤大陸権力者 西川優樹(USA)