びわ湖合宿2日目。
公式練習最終日。
その様子をキャプテン・藪咲英(なり)がレポート致します。
朝一番。前回のびわ湖合宿はあいにくの雨で室内だった朝練も
今回は快晴。
少し冬の訪れも感じさせるピンとした空気の中、湖畔でゆっくり身体を起こしていきました。
午前中は前日の通し稽古で出た課題を消化!!
・「コモンビート2~共通の鼓動~」から「決断の刻」
・さあ奏でよう
・Rebirth~未来へつなぐ鼓動~
・名も無き我が祖先よ
・Keep the Beat
最終練習ということもあってか、いい集中力で
どんどん仕上がっていく感覚でした!
練習に励んでいても一体感もあって、気持ちがよかった。
それだけに昼食前に耳に入ってきた話が、とても悲しかった。
朝一番にアナウンスしたにも関わらず「布団やシーツがきちんとたためてない」
え、それだけのこと…?
と思われる方も中にはいるかもしれません。
それでも、”ちょっとくらい”が100人分になると大変なんです。
利用させて頂く施設は、感謝も込めて利用前よりきれいにして帰りたいんです!
ゴミは持ち帰る
提出物は期限内に
忘れ物しない…
当たり前のことがなかなかできない。
人間”うっかり”することだってある。
わかっているけど、30期では多すぎるようにも感じていて、
それがショーにも全部出てるのではないかとすら感じている部分がありました。
昼食後
最後の通し稽古前。
その時ですらきっちり集合できなかった。
もう情けなく、悲しく、涙があふれるばかりでした。
お互いの顔がしっかり見えるような小さい何重かの円になって、
今感じていること、想いを話し合いました。
・早く始めたい
・空気を変えたい
・一つ一つ丁寧にやりたい
・情けない
……
最後にスピリットの松本千花(Lilo)さん、大陸スピリットたちが想いを話してくれました。
「スピリットは目には見えないけど、みんなの中にあるもの。
共通の鼓動を打ってる。
私の・私たちの為になんて思ってほしいわけじゃなくて、ただ、同じスピリットがいること知ってほしい。感じてほしい。」
ショーの技術的な部分はほとんど完成している。
でも、感じるもの・伝わってくるものがない。薄っぺらい。
そう言われ続けた私たちに一番足りなかったものは、
人を感じながら舞台に立つことだったのかもしれません。
気合入れをし、そのあとの最後の練習。
最後の全通し。
今までにないパワーを冒頭の歌いだしから全員で感じていました。
前に前にエネルギーを飛ばしながら、
一緒に舞台に立っている仲間がいることを心の底から幸せに感じていました。
90分丸ごと、舞台そででいる時も、着替えているときさえも楽しかった!
1シーン1シーン魂を込めながら、シーンごとに途切れさせることなくストーリーを紡いでいけました。
終わった直後も”やりきった”と胸を張って言える、良いエネルギーに包まれていました!
副理事長の安藤悠一(あんどぅ~)さんから。
「30期というアニバーサリーに相応しい期になると確信した」
本当に嬉しかった言葉。
私たちキャストの多くも、今までの練習で感じたことのない達成感を感じていたと思います。
本番の自信へと繋がる最高の通し稽古でした!
だからこそ、今改めて、ここからは何事も丁寧にやっていきたい。
当たり前のことを当たり前にする。
でもその当たり前だと思っていることは、当たり前ではなく誰かのお陰だったりする。
自分の足で立ちつつも、人を感じる。
そういうことを大切に本番を迎えたいです。
30期のメンバーと【A COMMON BEAT】を演じられるのは、ゲネプロを入れてもあと4回。
本番が待ち遠しいとともに、1回1回全力を出し切ります!
最後まで駆け抜けますので
応援宜しくお願いします☆。.:*・゜
30期キャストキャプテン 藪 咲英(なり)
スピリット:魂。目には見えないが、みんなの心の中に存在するもの。