桃太郎、海を渡る。〜キューバから学んだこと、の巻〜 | NPO法人コモンビート
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桃太郎、海を渡る。〜キューバから学んだこと、の巻〜

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Hola! ももです。

日本でであった人にも、UWPで出会ったほとんどの家族にも共通すること。
テレビがあり、iPHONEがあり、パソコンがあり、実際に体験しなくてもたくさんの情報が手に入ります。
テレビやインターネットの発達のおかげで海外について知っている人もたくさんいます。
そして仕事や旅行などで実際に行ったことがある人も多かったです。

豊かな国で暮らす私たちは、
体験しなくても、たくさんの情報が入ってきます。
お金で買えるものも多いので、お金をたくさん持っていることは時にとても役に立ちます。
情報やもののおかげで、人と比べてしまうこともあります。
自分には無理。今からでは遅すぎる。
そんな風に考えることもできます。

そんなの無理だよ、もっと現実的にならないと!
とできない理由について語ってくれる大人もいます。

キューバでは、インターネットは身近な存在ではないようです。
サンタクララで出会った学生からEメールは送ることができるけど、facebookのアカウントはだれも持っていないと聞きました。
海外を知る手段はあまりありませんが、ラジオを通じて海外の音楽を聴くことができます。
学生たちは曲がかかれば寝る時間になるまで踊り続けるほどダンスと音楽が大好きです。

ハバナで出会ったごみや廃棄物で家を作っているおじさんは、
自分の夢やキューバの未来について
明るく語ってくれました。

けしてきれいな格好ではなかったけれど、とってもおっきい笑顔で背筋はピシッとしていて目はきらきらしていました。

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ウェルカムパーティーで演奏をしてくれたギタリストのおじさんは、衝撃的でした。
ゴージャスなドレスの女性が歌っている最中に客席のドアからピンクのよれよれのTシャツでふらっと入ってきて
ひょいっとステージに上がり、
とってもいい味のでているギターを取りだし歌にあわせて演奏を始めます
おじさんがホテルカリフォルニアを演奏しはじめると、みんなポツポツとステージの目の前に座り始めました

汗だくになりながらもにこにこギターを引く姿と、泡だて器のような速さで動く手、
本当に今まで見たどの楽器演奏よりも迫力があり、今でもはっきり覚えています

キューバで出会う人は、いつも100パーセントのおもてなしで、情熱も水も部屋も何でも惜しみなくシェアしてくれました

そんなキューバから学んだこと

できることを探し、
できない理由は探さない。
自分の生活に情熱と自信を持って今を生きること。
そしてきっと、人生はとってもシンプルだから楽しむこと。

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音楽の国、キューバ。
トイレのドアと便座はないけれど、目に見えない大切なものを教えてくれるところ。
ぜひ遊びにいってみてください^^

もも