つっきーが行く!UWPゴリゴリ体験記 番外編 | NPO法人コモンビート
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つっきーが行く!UWPゴリゴリ体験記 番外編

デンバーでの初めてのショーを終えた後に書いた文章です。
あの時のことは今でもはっきり覚えています。
なんせ、とても幸せな気持ちだったので。
この気づきは自分の中で大きなものだと感じたので
ブログにアップしようと思います。
去年ワクワクドキドキな気持ちで参加したミュージカル「A Common Beat」関西26期…

 

それから1年。今アメリカでUWPのステージに立っている僕。
この1年間で人生が大きく変わりました。
A Common Beatの醍醐味は参加者、観客の人生を大きく変える力を持っていることだと、僕は思っています。

今日コロラドでステージを終えたあと、ホストファミリーや観客の人と交流する時間がありました。

その時10歳くらいの男の子がおばあちゃんと一緒に僕の所へ…
そして彼はこう言ってくれました。
「ショーのほとんど、お兄ちゃんしか見てなかった!僕も将来UWPに参加して、お兄ちゃんみたいになるんだ!」
ホストブラザーでも、顔見知りの子でもありません。
その時ふと思い出したんです。
1年前のミュージカルの後友達や知り合い、家族が駆け寄ってきてくれて、僕たちのショーを褒め称えてくれたことを。

勇気をもらったよ!俺も頑張るわ!と言ってくれたことを。

僕は今まで人に与えてもらってばかりの人生でした。
誰かのために何かを一生懸命やったりすることなんてほとんどなかったし、
家族にやってもらったことに対して素直に「ありがとう」という言葉すら言えなかった。
つまり自分中心の生き方をしてきたんです。
でもコモビをやって初めて、「人に与える」ことの大切さを知ったんです。
ある人が前、僕に言ってくれた言葉。
「自分が死んだ後この世に残るものは、自分が人に与えたものだけ」
良いものは人に受け継がれて、長い間この世に存在し続ける。
人は誰かに与えてもらって生かされて、誰かに与えることで自分の存在をそこに示し、遺伝子は受け継がれていく。
ただ単に自分の成長や結果、成績を気にするのではなくて、
その過程で周りの人達に自分はどのように見られているのか、
どのような存在でいるのか。
視点を常に自分に置くのではなく、「自分」というものを捨て
幅広い視野を持って生きるべきであると感じています。
その姿勢が私にとって「自分中心」を捨て「人に与えること」を学ばせてくれると思うから。
将来自分の夢ははっきり決まってないけれど、
たくさん人に与えられる人間になれたらいいなぁなんて思っています。
でもやっぱり与えることってなんだろう…
まだまだはっきりとは分からない。
少しずつ少しずつ、自分なりの「人に与える」ってことを
考えていこうと思います。
Up with People CastB つっきー(月井涼太朗)