私がこのプログラムに参加しようと思ったきっかけは自分の気持ちを確かめるためでした。
大学生の私は進路に迷っており、学んでいる学科の分野に進むか、自分のやりたいことに進むかで葛藤していました。
そのような中、このプログラムのポスターを目にしました。
ミュージカルを実際にやってみて心から楽しめたらこの道に進もうと思いました。
当初はコモンビートのテーマである出会いはあまり意識していませんでした。
練習も本格的なものを求めていたためみんなに合わせた練習には正直少しがっかりしていました。
しかし、練習を重ねる度にコモンビートの理念というものがスタッフを通して自分に浸透してきました。
次第に技術うんぬんよりも仲間とどう助け合っていい作品にしていくか、自分の知らないところにこんなにも面白い人たちがいるのか。
そんなことばっかり考えていました。
本番の舞台は最高に楽しかったです。
キャスト、スタッフ、観客が一体となって一つの作品を作り上げていました。
久しぶりに体が震えるほど感動しました。
それと同時にこの仲間ともう練習することがないと思うととても寂しくなりました。
いつの間にかみんなのことが大好きになっていたようです。
このプログラムを通して思ったことは、やはり人が人と出会うということはとてつもなく充実した出来事だということです。
お互いが話したり、意見をぶつけたり、楽しみあえば互いの人生に出会い、人生を共有することになります。
これまでよりもたくさんの人に自分の存在を記憶してもらえます。
こんなに生きていることを実感する出来事はあまり経験することができません。
コモンビート、参加して本当によかったです。
また、ミュージカル自体とても楽しかったので今後はそちらの道に進む決心をしました。
100人の仲間が今後どう歩んでいくのかも楽しみです。