さんぽこのぽこっと言わせて!UWP編 〜そういえばブルース•リーも同じようなことを言ってたっけの巻〜 | NPO法人コモンビート
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さんぽこのぽこっと言わせて!UWP編 〜そういえばブルース•リーも同じようなことを言ってたっけの巻〜

Hello!

毎度お世話になっております、デンバーよりさんぽこ(新井三保子)です!

今日の報告の前に、ちょっと感動したニュースを紹介します。

みなさん、たまにはコケますよね?

私も1週間に一度くらいは何もないところでコケます。

今日もダンスの練習があって、合間に水を飲みに行こうとした時に、フラットな床でコケたんです。

その時に自然に出た言葉が、

“Oops!”

日本語で言う「おっと!」ですね。

周りのキャストもよく使うし、それをいつも聴いてるから自然に出たんでしょう。

「おーーー!ー!!
私、ナチュラルOops!キター!!」
と一人こっそり喜ぶ。

自分の身を置く環境の大事さをひしひしと実感した、Oops!事件でした。(笑)

さてさて!

今日は朝から施設内にあるホールに集合してくれとの御達しが。

なんだなんだと移動すると、

突然ファッションショーがスタート!!

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UWPでは、運動着やカジュアルな服装、フォーマル等、5つのドレスコードがあるのですが、

その服装例を見せる為にスタッフがファッションショーを開いてくれました。
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NO NO’sというダメな服装の写真で、キャストの笑いを誘ってくれたり。
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いや、左のおじさん短すぎるでしょっ!(笑)

その後は、「ステレオタイプ」についてのワークショップ。

ステレオタイプとは、大勢の人が共通して持つ既成概念、固定観念のことです。

みなさんにとって「典型的な日本人」ってどんな人でしょうか?

きっと、ぱっと思いつくイメージがあると思います。

それがステレオタイプです。

では、他の国に対してはどうでしょう?

今日のワークショップでは、この問いに対してみんなで考えを深めました。

多国籍のキャストが集まるUWPだからこそ、面白い発見がたくさん!

まず、今回のキャストの出身国名が書かれた紙が壁一面に貼り出され、

キャストはフロアを自由に行き来して、他国に対してのイメージをざっくりとした一言で書いていきます。

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ちなみに私が書いたのは、

•アメリカ→ファストフード、ヒーロー
•ベトナム→フォー、暖かい
•イタリア→パスタ、ピザ

などなど。

全部の国のを紹介したいですが、

ここは割愛して、フィリピン、イタリア、ノルウェーのものを紹介します!

みなさんも一緒にイメージしながら見てみてくださいね♪

まずはフィリピン!

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太陽、暖かい気温、バナナ、ビーチ等の南国イメージが強いみたいですね♪

続いてノルウェー!

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寒い、海、雪等の気候や地理のイメージや、ヴァイキングという歴史、物価が高いというイメージもあるみたいです。

最後にイタリア!

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…やっぱりパスタとピザや。(笑)

そしてそして!!

気になる我らがジャパーーーーーーン!!!!!

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SUSHIバッカリデーーース!!!(笑)

しかもカンフーは中国だし…

礼儀正しい、アニメ、米、ハードワーカー等々、いろんなイメージを持たれているみたいです。

一番笑ったのが、

“no tatoo in a sauna”。

「タトゥーをしている人は入室禁止」というルールを設けるサウナが多い日本。

もしかしたら、これを書いたキャストは日本に来た時にサウナの入室を拒否されてしまったのかもしれません。(笑)

よく見てみると、オシャレなタトゥーをしてるキャストが多い。
海外では普通の文化なんでしょうね!

ちなみに、「家族」というタトゥーを背中に入れているキャストもいますよ〜!
やっぱり漢字タトゥーは海外で人気なようです。

その後は、自分の「バーコード」を作ろう!というワークショップ。

ここでいう「バーコード」とは、自分という人間の所属や分類等を数字で表したものです。

性別、宗教、年齢層、身長、国籍等、いろんな問いに対して自分に番号を振っていきます。

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今まで生きてきた中で「日本人」という視点で自分自身を意識することはほとんどありませんでした。

自分が日本人であることは絶対的なことで、

意識する必要もない当たり前な事実だったからです。

しかし、このワークショップをいろんな国の人達がいる中で経験することで、

相対的に自分が日本人であることを意識出来た瞬間があり、

私は広い世界の中に生きている個人なんだ、という感覚を初めて持つことが出来ました。

UWPの謳う“Bringing the World Together”という理念の理解への一歩を歩めたような気がした時間でした。

昼食を食べて、
午後の一発目は歌練習♪

ミュージックディレクターであり、キャストの歌唱指導をしてくれるマイケル。

おそらく50〜60代の、凄くパワフルで面白い方。

練習の最中、とあるキャストが、

「今のメロディーを、カウントで教えてくれませんか?」

とマイケルにお願いしました。

私はいろんな環境で歌の練習をしたことがありますが、

そのお願いはよく聞きますし、

私もその時ちょうど同じことを思っていました。

そのお願いに対してのマイケルの一言。

「カウントするな!

感 じ ろ ! ! ! ! !」

マイケル、あなたは、

音楽界のブルース・リーや…!!!

その一言にはっと目が覚めるような思いがして、少し涙が出そうに。

この人は、私達に対して「指導」をしているんじゃない。
私達から音楽を引き出そうとしている。

私達はこの環境で「カウント通りに上手く歌うこと」は求められていないんだ。

何故なら、これから世界中で出会う何万人の観客も、それを求めていない。

メロディーや音を覚えて歌うだけなら、それは「作業」でしかないじゃないか。

「カウントなんか気にせず感じるままに思い切り歌うんだ!」

全てのキャストがそう思えたら、
一体どんなショーが出来上がるんだろう。

その時のホールを包む響き、
観客の心の響き、
そして、私達の心の響きは?

音楽の大きな力を信じて立ち上がったUWP。

彼の一言に、その原点を垣間見た気がしました。

音程、リズム、ハーモニー、ブレス等、

歌を歌う時はいろんなことを意識するけれど、それはあくまで表面上のこと。

テクニックという飾りがいくら綺麗でも、着けている人間に魅力が無ければ、その美しさも虚しいもの。

まだまだ見えない音楽の力がこれから引き出されるんだと思うと、

ワクワクという次元を超えた熱い期待の気持ちが沸き起こります。

そうは言うものの、今は目の前のメロディーを覚えるのに必死な私達。

徐々に成長して、音楽の力を体現出来るキャストになれるようにみんなで頑張りたいと強く思った練習でした。

明日も一日やったるでいー!

ちなみに、
“Oh, my god!”も自然に出ます。

さんぽこ