キャストインタビュー10 緑大陸 鶴岡悠子(しらゆう)さん&赤大陸 保延洋介(よっぴー)さん | NPO法人コモンビート
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キャストインタビュー10 緑大陸 鶴岡悠子(しらゆう)さん&赤大陸 保延洋介(よっぴー)さん

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こんにちは、青大陸の中村美智留(ちるちるみちる)です。
今回は大陸を越えて、緑大陸の鶴岡悠子(しらゆう)さんと赤大陸の保延洋介(よっぴー)さんにお話を伺ってみました。
よっぴーさんは前半の初めて大陸同士の交流が行われるシーンの『言葉をこえて』という曲で、ソロを担当します。
しらゆうさんはミュージカルのラストシーンの『願いをのせて』という曲で、ソロを歌います。
お二人ともとても魅力的な歌声で、今回のミュージカルで本当に欠くことのできない重要な役割を担っています。
そんな二人にコモンビートの魅力について伺ってみました。


Q.まずは簡単な自己紹介をお願いします。
A.よっぴーさん
普段は某携帯ショップの販売員です。
コモンビートを知ったのは、2004年4月~7月に第45回ピースボートに乗船していたからです。
その船には現在コモンビートにスタッフとして関わっている長紘子(オサ)さんや事務局の安達亮(りょう)さんも乗船していました。
何か面白そうなことをやっているなー!という感じでミュージカルに関わり、船上では赤大陸の権力者を演じました。
その後、日本国内でもコモンビートの上演が決まり、2期と3期に出演しました。
今回は3度目の出演です。
A.しらゆう:さん
私は高校生の時にUp With Peopleの東京公演を観ていました。それと関連した団体が公演を行うということで、5期の体験会に参加して出演しました。2年後の8期にもキャストとして参加して、そこで出会った人と昨年結婚しました。今は栃木
で主婦をしています。
過去2回の出演で全てをやり切った!と思っていたのですが、12期から新たな『リバース』というシーンが追加されたことと、何よりも今回は母校の人見記念講堂で公演を行うということで、15期への参加を決意しました。人見記念講堂は、人
前で歌うことに始めて目覚めた場所であり、ミュージカルをやろうと思ったきっかけの場所でもあります。大好きなコモンビートを思い出の場所で上演することができ、本当に嬉しいです。
Q.お2人ともとても長いことコモンビートと関わっていらしたんですね。
  お互いの第一印象はいかがでしたか?
よっぴー:互いに名前は知っていましたが、期が重なっていないので、出会ったのは15期からです。
ソロが決まった人だけが集められた部屋の中で、しらゆうがMy Fear Leadyの『踊り明かそう』を歌っていたのが「こんな人もいるんだ!」と衝撃でした。
しらゆう:私は4期と5期の交流会の時に、よっぴーがギターを持ってきて演奏していた
のを覚えています。
つかみどころがない人で、マジメかと思いきや抜けてるなぁといった印象です。
よっぴー:しらゆうにはもっと俺のこと好きになって欲しいんだけど、好きになってく
れないんだよね。
しらゆう:そうねー、私ももっと好きになりたいわ。
Q.このミュージカルの中で、好きなシーンと嫌いなシーンを教えてください。
よっぴー:好きなシーンはCB2(コモンビート2『共通の鼓動』)ですね。6年越しの
片思いでこの曲を歌いたいのですが、未だに選ばれたことがありません。話の中
で一番盛り上がるシーンですし、練習の時には毎回このシーンで泣いています。
嫌いと言うか演じたくないのは戦争のシーンです。気持ちの持って行き方が難し
そうですし、性格に合わないんですね。
しらゆう:私はCB1(コモンビート1『初めての出会い』)と『祖先』が好きでです。
CB1は夢の中の幻想的な雰囲気で、参加者の一人一人がキラキラ輝いている感じが好きです。舞台裏に待機している時のみんなとの一体感まで大好きです。
『祖先』のシーンでは、戦後現代へと向かう中で、役柄を演じずにナチュラルな自分でいられることが好きです。その中の歌詞で「全てに今感謝して」という台
詞がありますが、この言葉を日々噛み締めています。嫌いなシーンはありません。
Q.練習の中で裏話などがあれば、教えてください。
しらゆう:ソロパートを受け持つ4人で、パートを交換して歌い合ったことがあるんです。
その時の新井三保子(さんぽこ)さんの『願いをのせて』がワイングラスを片手にヤンキー調で、凄く面白かったです。
よっぴー:俺はしらゆうと歌うCB2がめちゃくちゃ楽しかったよ!
Q.今回の15期の特徴は、お2人の目から見ていかがですか?
しらゆう:マジメでやる気のある人が集まっているな、という感じです。
よっぴー:熱い人が多いね。
しらゆう:やる気は溢れているがミュージカルにどうつなげていくかが課題ですね。あり余るパワーを舞台につなげれば、BIG BANG!が起こりますよ。
よっぴー:しめるところはしめて、きっちりとやっていきたいですね。
しらゆう:練習中に良かったことは、大陸に関係なく伝えるように心掛けています。100人いるといつも誰かが見てくれている訳ではなく、自分が大丈夫か不安に
なることもあると思います。上手な人や素敵な人には「良かったよ」って直接伝えて、どうやっているのかを聞いています。大陸や出演シーンに関係なく、全体でどんどん高めあう雰囲気が広がっていくといいですね。
しらゆう:3週間あればやる気次第でいくらでも限界突破できます。やったもん勝ちです!
Q.それぞれのソロを担当する曲について、オススメしてください。
しらゆう:直前の『Keep the beat』という曲まではショーの一部だと思っていますが、最後の『願いをのせて』は会場の中だけではなく全世界に向けて歌い上げる曲です。壮大すぎて怖いこともあります。メッセージ性が強い曲なので、やりがいもハードルの高さも感じていますが、伝えられるように頑張ります。101人の願いをのせてみんなに届けます。
よっぴー:僕は本当はCB2(『共通の鼓動』)のソロを歌いたかったんです。
それと同じように、『言葉を超えて』が歌いたくても歌えなかった人たちがいます。
その思いを受け止めて歌います。聴いてください。
Q.Gキャスト(観客)に向けてのメッセージをお願いします。
しらゆう:ミュージカルだけでなく「何かを始めてみたい」と思っている人や迷っている人にコモンビートのミュージカルをお勧めしたいです。
「一生懸命やることっていいよね」「自分も何かやってみよう」っていう気持ちになってくれたら、嬉しいです。
よっぴー:このミュージカルは日常の縮図だと思っています。誤解やあやまちを経て通じ合うというストーリーの奥深さを感じて頂きたいです。どこかしら自分の人生
と共通する部分がきっとあります。人は誰しも心の中に種を持っています。あなたの中に埋もれているつぼみを開かせます。
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ソロを歌う人たちとは練習が別々になることも多く、これまでなかなか近付いて
話す機会がありませんでした。
今回このようなきっかけでそれぞれのシーンや曲への思いを知ることができて、
私までますますコモンビートのミュージカルが好きになりました。
本番まであと3週間。全てに感謝しながら、新たな歴史の1ページを開きましょ
う!