プロデューサーコラムVol.3 「身近な異文化理解」 | NPO法人コモンビート
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プロデューサーコラムVol.3 「身近な異文化理解」

ミュージカル『A COMMON BEAT』の作品のテーマは、異文化理解です。
(詳しくはhttp://www.commonbeat.org/musical/story.html)
異文化理解と聞くと、グローバルな感じがしますが、
コモンビートの活動を通じて
様々な異文化理解があるというのに気づきました。


異文化理解と聞くと、大抵の人は、外国との文化の違いや人種の違いといった、
日本と海外という関係を考えがちで、
スケールの大きい話
かと思います。
長年コモンビートの活動を通じて、
感じる事は、コモンビートのプログラムその物が異文化理解なんだという事です。
プログラム参加者は、ほとんど日本人です。
プログラムに参加する人は、
職種も年齢も、性別も、住んでいる所も、育った環境も全てバラバラ…。
そんな人たちが100人も集まり、100日を過ごす中、
「ミュージカルを作る」というたった一つの目標に向かい切磋琢磨します。
過去14回同じ作品を飽きずにもやり続けていますが(笑)、
出演するメンバーが違うだけで、やる演目は一緒だが、中身が全然違ってきて面白いんです。
100通りの発し方。
100通りの受け止め方。
100通りの喜び、悲しみ、怒り、楽しみ…。
100人1人ひとり違うから、
改めて自分という1人の人間が分かると言う事が、非常にありがたく思います。
他を理解し、己も理解され、理解する。
コモンビートの活動をしていると、
異文化理解が少し身近に感じてきます。