今、8月の公演に向けて12期キャストの熱い100日が進んでいる。
12期を迎えて100人100日プログラムの「リフォーム」を打ち出した。
コモンビートは、期を重ねるごとに洗練されている。でも私たちが求めるのは「洗練」されていくことなのか。
「洗練」されていくことより大切な、見失っちゃいけない「何か」があるのではないか。
時計の針が一周して戻ってきた12期。
大切なものを見失わないために、私たちは「原点回帰」を打ち出した。
仲間たちと切磋琢磨しながら作り上げる楽しさ
失敗してもなお力強く突き進むパワー
要領が悪くても不器用でも何度も自分を信じなおす大切さ
本気であそび、本気でバカになる面白さ…
そんなことを体感しながら作品を作り上げていくのがコモビの独創性だと思う。一番大切なことは、絶対マニュアルにはならない。
この12期から私は、前面に立って100人を引っ張る立場から離れた。リードするのは演出部。今は彼らの葛藤、キャストの葛藤を目の当たりにしている。手荒いリードではあるが、どこを見てもその一番大切な「エネルギー」に満ちている。
本番は、想定外の感動が待ち受けているのかもしれない。