6月21日(日)、コモンビート事務所で「ミュージカル小道具(ポール)リニューアル製作会(第1回) 」が開催されました。1期~12期まで5年間ずっと使い続けてきたミュージカル小道具の「ポール」をリニューアルするべく、有志5名で作業を行いました。
1期から使われている年季ものの小道具ポールは、ミュージカルの戦争シーンで、機械的に動く兵隊たちが手に持っているもの。5名×4大陸分の合計20本が今回のリニューアルの目標数です。
舞台美術を担当してる、舞台監督も務める中里友一(なかさん)さんの指示のもと、11時作業開始!たくさんの工程にわかれた作業を、今日と27日(土)の2回で網羅します。
スチレンボードや布が巻いてあった筒ダンボールをもらいうけ(完全リサイクル!)て、切ったり、削ったり、貼ったりと作業をしていきます。
作業は21時まで行い、みんなくったくたになりましたー!
2期以降に参加したキャストは、そのタイミングでポールは「既にあるもの」としてしまうので、そのありがたみや、作った人の大変さなどは、もちろん全て伝わらないし、風化していきます。
今回の作業で、自分が参加して、その作業は大変だったので、最初につくった人への感謝の念が溢れました。また、今後使っていくキャストたちのステージの成功を祈ると共に、大切に使って欲しいなって思いました。
物に溢れる今の時代に、こういった「手作りをする」という行為は、いろいろと考えさせられるきっかけになると思います。「壊れたら捨てる」という今の時代に、「直しながら使う」っていう考え方は忘れ去られています。もちろん、全て直しながら使うっていうことは難しいと思うので、「大切に使う」ってことを常に心に抱きながら生活するのがいいんじゃないでしょうか。