2011年6月、ひとつのファーストコンタクトがありました。
被災地支援で石巻に来ていたコモンビートと、被災地の将来には、これまでにないコミュニティーが必要だと考えていたひとりの地元住民。
コモンビートの活動はまさに「ひと」と「土地」に焦点を当て、つながりそして育み、それまでにはない新たな価値観を生み出し続けているのだと思います。そこには、熱く強い志と行動力、そして同じ思いの仲間の存在があるのでしょう。
ひとつの出会いが、今年1月に東北ミュージカルプログラムの実施という形になりました。今後、この新しいコミュニティーがこの地域の人びとの手を中心に育まれ、時に他の地域と協働して豊かな未来に向かってゆくことを願ってやみません。
これまでの10年に拍手、これからの10年にエールを!
宮城県石巻市在住
毛利 壯幸
<コモンビートとの関係>
2011年5月~コモンビートが行った被災地週末ボランティア派遣で、毛利さんのお宅の前の清掃をコモンビート理事のチュソン(韓朱仙)が行ったことがきっかけとなり、関係がスタート。石巻においてコモンビートができることを共に模索した結果、コモンビートのミュージカルプログラムを実施することになりました。試行錯誤しながら100人のキャスト(東北から約70名、その他地域から30名)が石巻に集い、多くの方のご支援をいただき、2013年1月に無事に東北プログラム/宮城公演を成功させました。その後も、東北にコモンビートスタッフを組織するなど、関係は続いており、「ゆるーく、ながーく」つながっていくことを基本にコラボレーションを行っています。