もざいくスタッフの亮です。
今年の阿智村のみなさんとの作品作りが始まって1カ月少し。
実際に受け入れをしてくださっている方々の声が聞きたい!ということで、今感じていることを教えてください!とお願いしました。
今回智里西地区の受け入れを担当されている渋谷さんより、レターが届いたので「阿智村便り」として掲載させていただきました!
少しずつもざいくプロジェクトの輪が広がっているようです!
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「さわやかセンスの新新人類山に来る」
平成23年秋9月 智里西公民館長 渋谷よりくに
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おもしろそう。
都会の若者たちと山間の村民の出会いから何が何かが出てくるのでしょうか?
私は、東京での会合で自己紹介があると、
「日本のチベット長野です。長野のチベット阿智の里、一度来てみてくださいね。」
と、古郷を紹介しています。
世界のチベットには、ご存知ダライラマがおられます。ダライラマの御託宣は有り難いのもですが、難しくて自分にはトンと解りません。だけれども、コモンビートの練習中の歌声を聞いて何かは知らねど素晴らしく感じました。
ある目的があって、ヤラセのミュージカルは多く見てきました。それはそれなりに感じてはいましたが、今度の若者達の活動は全く素晴らしく、素直におもしろそうと期待してしまいました。
もちろん、御託を並べる情熱ある村人も多い事ですから、その影響も取り入れられるでしょうが、通常の山里生活が凝縮されたアツキものと寛大に受け入れてください。短時間での接触では致し方ない面もある事ですから、悪しからず。でも、そのすれ違いからも何かが生まれそうですね。楽しみ!!
それをどう受け入れるのか?村民の顔色を見られる事も大きな楽しみ?人の反応を楽しみにするなんて根性が悪いですね。
それともう一つ。
新しい人類に出会えた事です。
着信専用の携帯電話を持つ旧人類の私は、20~30年前から入社したホモエレクトロニクスには話が通じず戸惑っていました。が、しかし、今回接触した若者には私のような、ホモサピエンスにも感じられるセンスがあるようでした。
おばあちゃんの話や、お母さんの古郷の思い出が話題になりました。
旧人類としては嬉しい事です。まだまだ20~30年は元気でいたい私としては闇夜の灯台です。勇気が湧いてきます。まだまだ遠くの灯りですが、その分大きな楽しみがありそうです。どうか消えないでね、お願いします。
茗荷採りも、地元のおばあちゃんの横に座り込み、話をしながら採ってもらいました。山村のおばあちゃんで恥ずかしがり屋なものですから、初めは戸惑いながらの会話でしたが、いつの間にか新しいホモ・エレクトロニクスのセンスに溶け込んでいました。山村のおばあちゃんを楽しくさせるなんてスゴイですね。
山師のおじいちゃんのこぼれるような笑顔も見ものでしたね。
なんにも無い山里に、新しい笑顔が風のように吹いていました。ありがたいことです。11月の阿智祭までには、より多くの村民に宣伝させて貰います。うまくコラボ出来るように伝教大師にもお願いしています。
<追伸>
茗荷は、ショウガ科の多年草です。その根っこを引き抜き土を落として齧り付いて貰いました。(ショウガのような味でしょうがなかったですね!!笑)評判はよくありませんでしたが・・・。
里山が恵んでくれた、冥加金と思ってください。
ふれあいとつながりで、素晴らしいコラボレーションが生まれますように。