311プロジェクトスタッフのハンチュソンです。
第8陣の2日目は、
日中に側溝のドロ上げを行った後、石巻小学校へ。
「~石巻にエールを送る~コモンビートミュージカル公演」を
行いました。
第一部は、ミュージカル「A CommonBeat」のショートバージョン。
ストーリーのつなぎは司会でつなぎながら、
大切なメッセージは歌や踊りから伝わるようにしました。
第二部は、「石巻にエールを送る」と題してパフォーマンスをしました。
この演出には結構頭を使いました。どうすれば、石巻の人たちに元気を届けられるか。
芸能人がパフォーマンスをしにくるのとは違う。
コモンビートがここでパフォーマンスをする意味やその力・・・
私たちは8週間、泥まみれで活動しました。
この経験をとおして出会った人たちに伝えたい思いがある、感謝がある!!
「労働の楽しさ」と「前向きに生きる人たちへの感謝」を表現する作品に組み立てました。
まず最初に、ボランティア活動から学んだことを代表で何人かが発表しました。
その後、私が「武友」として出会った今野君が特別出演しました。
彼は宮城県仙台市の空手家、高校二年生。
石巻には「拳友」がたくさんいて、そのライバルたちにエールを送りたい。
「空手の形で自分の気持ちを表現します!」
彼は力強くあいさつをして、演武を行いました。
気迫に満ちていて場内の空気が一瞬で変わりました。
同郷からのエールが、石巻の方々にとってどれほど力強かったことか・・・
このほか、
「上を向いて歩こう」と、その替え歌「前を向いて歩こう」。
作業着で踊る、力強いアフリカンダンス
前向きに生きる力を表現したコモンビートオリジナルソング「生きる力」、「違うからこそ」
などを発表し、会場はとてもいい雰囲気に包まれました。
ハイライトとなったのは、「ダンスタイム」。
集まったお客さんたちが全員立って、一緒に踊って盛り上がりました。
石巻の人たち、ノリがいい!!!
もっともっと踊りたい雰囲気でした。そしてアンコールの声援・・・ありがたいー!!
来てくれたお客さまたちは、帰り際に、
「震災後、一番楽しい時間だったよ!」
「ありがとう!本当にありがとう!!」
「また来てくれるんだよね?また来てね」
とたくさん感謝の言葉をいただきました。
普段の劇場公演と違って、設備も整っていないし、お客さんもそう多くはなかったけれど、
一人一人の心に残るありがたい時間となりました。
(つづく)