新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
コモンビートの2013年は10周年の記念年となります。
東北での公演に始まり、九州での開催、そして東名阪での活動、最後に10周年記念イベントを予定しています。
そして、コモンビートアワード2012の未来時間でもお話をさせていただいたのですが、今後10年ビジョンの中で、海外との取り組みを強化していきます。
コモンビートの活動は、とても様々な年齢や職業など多種多様な人が集まって活動することが特徴です。
特にミュージカルプログラムでは、100人が100日間で、異文化理解をテーマにしたミュージカルの作品を創り上げ公演を行います。
私たちが作品や活動で伝えたいことは、「それぞれの個性を活かし、お互いに活かし合うこと」の大切さであり、多様性の高い社会を実現することにあります。
一方で、合理化を好む社会は個性を嫌がり、できるだけ標準化/均一化をしようとしているように感じることが多くあります。
その結果、人それぞれの個性も知らない間に奪われ、人に合わせないと不安になるような風潮さえ出てきているのではないでしょうか。
それぞれの人が、自分自身の個性を認め活かし、他人の個性とうまく連携していくことが、チームや組織そして社会の役割です。
そのチームが多様な人で構成され、お互いのチカラを発揮できる状態こそが、社会を良くしていくための原動力になるはずです。
個性が活き、様々な人種が集まる、多様性の高い社会がこれからの未来を明るくしていくことでしょう。
2013年のコモンビートはまず、海外からのゲストや海外での交流ツアーなどを実施し、また、ミュージカルプログラム内でも外国人参加などを含めた多様性を高めていきます。
そして交流を進める中で、各地域での活動基盤を作り、その地域から新たなコモンビートの活動を生み出せるようなことを考えています。
特に昨今の日本と近隣諸国との領土問題など、「国と国ではなく、人と人」で、さまざまな関係構築に貢献していきます。
これまでの8年間で2,300人の参加者、90,000人のみなさんと出会うことができました。
22期で64回の「A COMMON BEAT」という作品を上演をする中で、私たちの経験や学んだことがとても深くなってきたように思います。
本日から9年目、再創業のつもりで新たな気持ちで臨みたいと思っております。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
2013年1月1日
特定非営利活動法人コモンビート 理事長 中島康滋