「自分らしさが価値になる人を増やしたい」 株式会社コラボスタイル 藤井麻由 【アフタートーク vol.2】 | NPO法人コモンビート

「自分らしさが価値になる人を増やしたい」 株式会社コラボスタイル 藤井麻由 【アフタートーク vol.2】

現代は、社会が変わりやすく予測が難しい「VUCA(変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)の時代」と呼ばれています。そんな中で、さまざまな価値観や背景を認め、いかし合う「ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と包括性)」が、個人や組織の成長のためにとても大切になっています。


NPO法人コモンビートでは、さまざまな年齢や職業の社会人・学生100人が集まり、お互いの個性を響き合わせて創り上げる「100人100日ミュージカル®プログラム」を全国各地で開催しています。本ミュージカルプログラムの経験が、参加者の人生やキャリアのステップにどういきていくのか。今回インタビューするのは、株式会社コラボスタイルでコミュニティマネージャーとして活躍中の藤井麻由さん(通称「まゆ」)です。


彼女の仕事のキャリアや、コモンビートのミュージカルプログラムの実践から学んだこと、今後の展望についてお話を伺いました。ぜひお読みください!

さらなる成果へ、自分の発想を変えたかった

Q1: まず、現在の仕事について教えてください。

私は株式会社コラボスタイルで、コミュニティマネージャーという肩書きを持っています。組織内の風土づくりやメンバー1人ひとりの働きがい向上のために取り組みを行う社内コミュニティマネージャーと、本社の半分を開放して運営する会員制ソーシャルワークスペース「コラボベースNAGOYA」のコミュニティマネージャーとして、会員企業内のコラボレーションのサポートや施設運営を担当しています。また採用担当や企業広報・ブランディングも担っており、これらの業務をコミュニティチームというチームに所属して行い、チームマネージャーとしてメンバーのマネジメント業務も担当しています。

Q2: 仕事をしていく中での課題はありましたか?

コモンビートのミュージカルプログラムに参加する前も今も、運営責任を持つコミュニティの運営やイベントの開催に注力しています。自分なりの工夫でうまく成果を出し始められていましたが、もっと大きな成果につなげたいという欲がありました。そのためにはゼロイチで新しい発想を生む必要がありましたが、そのままの日常では難しいと感じていたところでした。そんな時に偶然、コモンビートと出会い、「絶対に未来の自分のためにやるべきだ!」と確信し、新たなアイデアや色を取り入れるきっかけになることを期待して参加を決めました。

Q3: そのような課題をどう乗り越えたのでしょうか?

60期名古屋100人100日ミュージカル®プログラムに参加して、人との向き合い方が大きく変わりました。これまでも関わる人たちの多様性を受け入れていたつもりでしたが、凝り固まっている部分があることに気づいたのです。一緒にプログラムに参加するメンバーがダンスを教え合う姿を見て、ハッとしました。すぐに上手に踊れる人もいれば、時間がかかる人もいる。また自分の動きに磨きをかけることが得意な人もいれば、人に教えるのが得意な人もいる。経験の長さとか見栄えで判断するのではなく、できる人がやればいい。全員で舞台に立つために今1番必要なことを見極めて、みんなのために行動してくれている姿に刺激を受けたんです。今までの私は上手くできなかったら恥ずかしいとか、まだ経験が浅いから教えるなんておこがましいとか、自分の感情だけで判断していたことに気づかされました。この経験のおかげで仕事での成果の出し方や発想の生み方が大きく変わりました。


私には「自分らしさが価値になる人を増やすこと」というモットーがあります。コモンビートのミュージカルプログラムで自分と徹底的に向き合う時間が増えたことで、ビジネスパーソンとしての役割や役職に囚われずに、自分らしさを大切にするようになりました。その気持ちが、関わる人にも向かっているのです。100日間のプログラムを通して、自分と向き合い続けることが、「人がどうしたらより働きがいをもって活躍できるか」考えを深めることにも繋がり、1人ひとりの思いに向き合ったり、活躍できる場面を考えたりとさらに楽しくなっています。

「自分らしさが価値になる人を増やす」という軸

Q4: プログラムが終わって半年以上経ちましたが、その学びは実際の仕事にどのように活かされましたか?

先ほどお答えした「自分らしさが価値になる人を増やすこと」という軸が、すべての仕事につながり、また仕事の範囲を広げています。たとえば、採用や企業広報・ブランディングの仕事に関わり始めたのは、コモンビートのプログラムに参加後のことでした。新しい仕事に関わり始めたのは、単純にタイミングの問題もありますが、働く人にとって人生における大きな決断のタイミングになる採用に関わることは、「自分らしさが価値になる人を増やすこと」の体現にも繋がっていると考えています。企業として人を採るというスタンスよりも、今目の前にいる候補者の方の良さを引き出すことに自然と集中できています。ここではコモンビートのミュージカルプログラムで学んだ、相手の特徴を丁寧にくみ取る経験が生きていると思います。また企業広報・ブランディングの仕事を通して、私たちが行ってきたワークスタイルに関するチャレンジや社会むけたメッセージを発信することで、自分らしさを価値できることに気づく人が1人でも増えたら嬉しいという思いもあります。

これは、職場での同僚との関わり方にもつながります。一人ひとりの同僚のモチベーションを高めるために、たわいのないコミュニケーションを大切にしています。誰でも気分の浮き沈みがある中で、ちょっとした表情の変化を感じ取ったり、そっと手を差し伸べたりということができる人でありたいと思いながら日々を過ごしています。お互いの変化に興味を持ち合える環境が増えれば、一人ひとりが自然と自分らしく価値を発揮しやすくなり、結果として企業としての生産性も上がると考えています。

私の中に「自分らしさが価値になる人を増やすこと」という確かな軸があることで、新しいことに取り組むハードルも下がっています。その軸をもとに挑戦することが、私らしさの発揮であり、いきいきと働けるからです。

Q5: 他に仕事での成果について教えてください。

コモンビートのミュージカルプログラムを通じて、自分の感情を冷静に捉え、客観的に向き合うことができるようになりました。「こういう時に自分の感情が動く」というタイミングが分かり、何に嬉しくなったり悔しくなったりするのかを冷静に捉えられると、身近な人の感情にも寄り添いやすくなります。当然ながら、対人コミュニケーションも取りやすくなっています。コモンビートのミュージカルプログラムでは、手を動かして感想を書く時間や、仲間との対話を重ねる時間が多く用意されているので、自分の心構えや人との向き合い方をそれまで以上に学べました。また、ミュージカルの公演ごとに運営スタッフから心からのフィードバックを受け取った経験から、他者を喜ばせることの大切さが身に染みています。

自分らしさを決めるのは、あなたであってほしい

Q6: 今後の展望について教えてください。

組織風土を変えたい人やコミュニティを通して新しい価値を見出したい人むけに、コミュニティマネージャーを育成できる立場になりたいと考えています。これは、私自身の「らしさ」を発揮していることでもあります。自分らしさを価値にできることが、人生の充実になると信じています。これからどういう変化や状況にあっても、自分の身近な人を大切に、自分らしさから生まれる価値を大切にし合いたいと思っています。

Q7: 最後に、読者にメッセージをお願いします。

今よりもっとLOVE&RESPECTに溢れる世の中になったらいいな、と考えています。失敗を許し合いたいし、チャレンジは応援し合いたい。そうすることで恐れずにチャレンジできる人が増え、自分らしさや相手らしさをいかしながら活躍できる人が増えると思うからです。この記事を読んでくださったあなたの背中を、少しでも押すことができていたら嬉しいです!


参加者の人生やキャリアのステップに様々な影響を与えていく、本ミュージカルプログラム。その入口としてのプログラム体験会や、集大成であるミュージカル公演などにぜひお越しください。また、企業研修のご依頼等もお待ちしています!