コモンビートは、あと半年で10年目を迎える。
この9年で、僕らは一体、何ができたのだろうか、ということをよく考える。
ひとことで9年といっても、最初の3年、中の3年、直近の3年ではずいぶん変わった。
「変わった」というより「変えた」に近いので、それぞれの時期で参加している人にとっては、コモンビートに対するイメージもかなり異なる。
僕が設立から代表をやっている中で、常に思っていることは、
関わった団体がそれぞれにとって誇れるような存在であり続けたい
ということ。
自分の関わった団体が潰れてなくなったり、人に話すのをためらうような存在になったら、
それはとても悲しい。
かといって、何も変えずに細々と延命をし続けノスタルジックな話題になるのもどうかと思う。
それぞれの人生の中で、ある時間を共有し、ある経験の1つとして記録されていく存在として、いつまでも期待に応えていたい。
期待に応えるというのは、想像以上の存在であるということなので、進化・変化をし続けていく必要がある。
決して、現状維持ではない。
今の僕らにとって大きな財産・・・それは、2000人以上の人が参加し、75000人以上の人が来場して関わってくれたことをはじめ、それらをサポートしてくれている存在があるということ。
こうした資産は昨日今日で作れるものではない。
そして、9年経ったからこそ表せることがもっとある、ということを最近感じている。
僕らの団体が活動する目的を、より一層明確にして伝えていくことが、今ならできる気がしてきた。
これまで、とても伝えづらかったから。
節目というのはいろいろなことを考えさせてくれる。
課題もとても多いけれど、期待できることもたくさん。
まだまだやらねばならないことはたくさんあるようだ。