2010年もまもまく終わろうとしている。
毎年が試行錯誤、毎年が激動・・・
動き続けてバランスを保つ団体だから、安定という言葉もあまり似合わない。
それにしても、振り返れば今年は団体が成長した年だと思う。
課題はいろいろあるにせよ、基本的な体力が身に付いたように感じる。
目の前の課題ばかりを追いかけるだけなら、気持ちは一時的に落ち着く。
でも100年先にも活躍している団体を目指すなら、多少のことは仕方がない。
かといって、目の前の1つ1つができなければ、100年先もない。
そういう葛藤の中で、日々を過ごすのだが、それでも未来を見て走る以外の選択肢はない、と思う。
自転車をこぐ足を見ているとどこに進んでいるかわからないし、
少し先の道を見ているだけでも交通事故にあってしまう。
私たちが自転車をうまく運転できているのは、先と今を、ほどよく交互に見ているから。
どちらかを見続けてもうまくいかない。
目先の危険、未来の不安、こだわり、理想、プライド、焦り・・・
「解決しないと進めない」「万全でないから始めない」よりも、すべてを程々に受け入れて、万全の体制に拘らず、進みながら解決していくのが成長なのだと思う。
それぞれの個人、それぞれの団体にも、成長するスピードがある。
それを逸脱して成長しようとすると、無理が生じたり誤解を生むことになる。
だからといってのんびりやっているわけじゃなく、全力なのだが進むスピードを適度に保っている。
7年間経って、ある意味で社会も世界は変わっていないし、一方で激変している。
早く解決しなければならない問題と思っても、7年解決されなくても一見何も変わらないものもある。
私たちが進むべき道、そして未来をその都度しっかりと見て、1つ1つ進んでいきたい。