コモンビートのミュージカルを、1人でもひとりでも多くの子どもたちに見て欲しい。
最近、とても強く感じることです。
子どもや学生に将来の夢を聞いても「ない」と答える人が多く、
憧れる大人を聞いても「いない」と答えるそうです。
「イチローや中田は?」と聴くと、
「あの人は別人で、天才だからなれた」と、
自分と切り離してしまうそうです。
子どもに映る大人はどんなものでしょう?
高校生に捕まえられる引ったくりをした警官
ウソやごまかしをする政治家
芸能人のスキャンダル
そうしたメディアでみる大人を大人と感じとってしまうことでしょう。
ある方のお話です。
そのご家庭の男の子は「サッカー選手になるのが夢」と話されていたそうです。
それが、コモンビートの公演を見た直後は「コモンビートに入るのが夢」と、変わっていたそうです。
サッカー選手もたぶん憧れの選手がいたのでしょう。
コモンビートの舞台で活躍する大人、そして公演後に交流する中で新しい憧れが湧いたのでしょう。
とても嬉しいお話です。
自分の人生の延長上に身近な大人がいるというのは、とても素敵なことだと思います。
大人も、社会で生きていくのは必死です。
でも、がむしゃらに輝く姿を見せて、子どもの憧れになることが大人にとって最も大切な使命ではないかと思っています。
私たちも、自分で「立派な大人」と呼べるほど、立派ではありません。
私もそれなりに、子どものときに「やんちゃ」をしてきましたし、すべての言動が「正しい」わけもありません。
人の模範になれるような人格も持ち合わせていません。
でも、できるだけ「正しい」ことを選び、倫理的な間違いを起こさず、未来に希望と期待を持って、幸せな毎日を過ごそうとしています。
できているかできていないか、ではなく、やろうとしているか否か、がとても重要ではないかと思います。
そうした「意欲」こそがとても大切ではないかと思っています。
子どもたちを呼ぶことで、大人は相当はプレッシャーがかかります。
「憧れられるような大人を見せたい」という気持ちがありますから、手抜きはできません。
全力で取り組まないと、子どもたちは簡単に見透かしてしまいます。
そうした真剣勝負をさせていただける舞台をいただくことは、スタッフにとってもキャストにとっても大きな成長の場になります。
私たちは、子どもたちによって成長できるのです。
今回、14期神戸公演では2月27日に教育機関向けに「ファミリー特別招待公演」をご用意しています。
神戸市立小学校全校は案内をさせていただきましたが、お手元にご案内が届かなかったり、また、県立小学校、私立小学校、中学校も高等学校も、教職員の方でご興味のある方は、
ぜひ、ご連絡ください。
ひとりでも多くの子どもに、家族一緒にみてもらいたいミュージカルです!