「経済発展の時代は終わった
踊りましょう!」
なんとぶっ飛んだタイトルなんでしょう。
この題名の論文を書いた方は、ダグラス・ラミスさん。
ベストセラーとなった『世界がもし100人の村だったら』(マガジンハウス)の対訳をされた方だ。
今週末にある「DEAR25周年記念フォーラム『100人村の未来を語ろう!』」に招かれて講演をなさる。
そしてコモンビートはこのイベントのオープニングを歌や踊りで飾ることになっている。
ダグラス・ラミスさんの論文には、こう書かれてあった。
「・・・踊っているときは、消費しないし、何も買わないし、資源を使い果たさないし、汚染しないし、誰も搾取しない。踊っているときは、経済からも、経済的な生活スタイルからも離れている。踊るのに余暇は必要だが、富はいらない。踊ることは、他人が貧乏であることに依存したり地球を壊したりせずに、人々に喜びと満足を与える数多くの活動のシンボルになれる。」
たしかに踊りや歌は、太古の昔からあり、「言語」よりも早く誕生している。
より「本能」に近い活動。
無条件に楽しめるもの。
だけど文明の発展と共に、いつしか特別な人たちの特別なものになってしまったようだ。
歌や踊りが自然に溶け込んだ日常になったらどんなに楽しいだろう。
コモンビートがオープニングのパフォーマンスに与えられた時間は15分。
参加者が思わず「踊りたくなるような」、無条件にワクワクできるひとときにしたいと思う。