【インターン】表現は、一瞬一瞬、一つ一つの気持ちを揃えていく「闘い」 | NPO法人コモンビート
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【インターン】表現は、一瞬一瞬、一つ一つの気持ちを揃えていく「闘い」

こんにちは、第4期学生インターンの夏本明彦(あきお)です!
7/7(日)に51期群馬ミュージカルプログラムの練習を見学してきました!

これは闘いなのだな。
練習を見終わった後の僕の率直な思いでした。

単に戦争のシーンがあるからじゃないですよ。笑
一人一人の表現、そこに至るまでのあらゆるプロセスが「闘い」だと思ったのです。

手に持っている棒(ポール)の高さや角度を隣の人と揃えたり、一歩一歩のスピード感や歩幅を揃えたり。

一人で動きを覚えたつもりでも、全員でやってみると全くのバラバラで、演出の上原紗英(ぽす)さんと何回も話をしたり。

それでも揃い切らないところがあって、それはとても生々しかった。
場面と場面のつなぎ目は息を呑むほど緊張します。

お昼ご飯をキャストのみんなに混ぜてもらって食べていているときに、
一番大変なことは何か聞いてみると、

「戦争のシーンを、戦争を知らない自分がやること。はじめの頃は練習が始まってからその役に入り込むのに半日かかったこともある」と。

「かっこいい」では表現しきれない、生々しさと緊張感があった。
それは演出スタッフとキャストの皆さんとの闘いでもあり、
キャスト同士、最終的には自分自身との闘いでもあるのだなと。

皆、隙間時間があれば練習して、密にコミュニケーションを取って、お昼ご飯の時間まで削って練習していました。
細部まで揃えるからこそ、逆に一人一人が自由に表現しているときが本当に美しくて。
「違うものが一緒に在る美しさ」が僕にも少しだけ、分かった気がします。

通し練習の最後、皆で歌い、声が重なるシーン。
演出の上原紗英(ぽす)さんも、隣で見ていた学生インターンの森千花(ちはな)も、キャストの何人かも涙を流していました。
僕はただただ感動していたのですが、なぜかそれが少し悔しかった。
多分、皆が気持ちで繋がっているのが羨ましかったのですね。

練習終わりに、理事長の安達亮(りょう)さんと話していると、
「彼らには自信が少し足りない」と言っていました。
まだ表現できるものが、彼には見えているのだなあ。

そういう意味で僕はまだコモンビートを「知らない」。
もっと勉強して、一人一人を、コモンビートを知りたいなと思います。
頑張るぞ!

51期群馬キャストの皆さん、ありがとうございました!

第4期学生インターン
夏本明彦(あきお)