Meet the world:vol.41 インターン・アシスタントシップ! in Gistel/Belgium | NPO法人コモンビート
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Meet the world:vol.41 インターン・アシスタントシップ! in Gistel/Belgium

みなさん

こんにちは。もっぴーです。

Belgiumの2つ目の街は西に3時間ほど移動をしたGistel(ヒステル)。
自然豊かな小さな田舎町です。

ヨーロッパツアー1週目のハネムーン感覚とは打って変わって疲れが爆発。
最初で最後のシックデーをとりました。
メキシコに行っても体調を全く崩さなかったのですがここにて少しダウンをしてしまいました。

そしてそして!ようやくコモンビートの友人、通称やぎちゃんの紙芝居をキャスト達に披露しました!!

私はやぎちゃんの紙芝居の隠れファンで、
UWPに出発する前に1作(ちなみに当時の新作)プレゼントしてもらっていました。

テーマは‘Feedback’。
その名の通り、鳥が大きすぎて飲み込むことができない魚を
戻すしぐさ(feed back)から転じて自分の意思を相手に伝えることが語源だそうです。

ただただ頂いた紙芝居を披露したかったとともに残り1か月を切ったUWP2019castAのメンバーに
何か伝えることができればと思いモーニングミーティングの時間を使って披露しました。

メッセージが素敵、絵が可愛いといろんな反響をもらい、日本での異文化交流ツアー、
ONIGIRIプロジェクトに参加するキャスト達には、きっと作者に会えるよと伝えておきました。

今回はUWPのインターンシップ、アシスタンシップ制度についてご紹介をします。
これまでのブログにちょこちょこ出てきたホスピタリティアシスタントやクルーリーダーのことです。

セメスターがはじまった1か月後から約1か月×3ラウンドでインターン・アシスタントシップが始まります。

インターンは各スタッフメンバーについてその仕事を網羅的に学ぶことができ、
アシスタントシップはその仕事の一部を任せてもらいます。

ここからは少し組織の構成について。

Up with Peopleの組織構成はざっくりこのようになっています。

・Promotions Representative:UPWが訪れる街の準備、運営。

・Education:各ワークショップなどの教育コンテンツの運営やコミュニティーサービスの管理。

・External Relations:メディア、UWPに参加したい人のインタビューなどUWPと外部の連携を管理。

・Operations:日々のスケジュールの細かい調整などを管理。

・Production:ショーをつくるダンス、歌、ライト、音、技術を管理。

この中でさらに枝分かれがあり、各ポジションのスタッフにインターンとアシスタントがつくような形になります。

私は、英語のスピーキングを伸ばしたかったのと、教育系に興味を持つようになったので、
Educationのインターンやアシスタントに応募をし、

1round/Hospitality:ショー当日にスポンサーやAlumni(同窓生)達に
現在のUPWの様子を報告したり、コミュニケーションをとる役割。

2round/Crew leader:コミュニティーサービスにおいて各グループのリーダーとして
受け入れ先とキャスト達の間で情報伝達をしたり、Educationチームに活動報告をするような役割。

3round/News crew:世界のニュースをピックアップし、ワークショップをつくる役割。

この3つを担当させてもらいました。

Hospitalityでは表では見えないUWPの運営の部分を見ることができ、
たくさんの人の支えで一つのショーが成り立っていることを学び、

Crew leaderではメキシコにいたこともあり、
柔軟なスケジュールに惑わされながらもまめに状況伝達をしてチームがバラバラにならないように心掛けたり、

それぞれのラウンドで様々なことを学びました。

特に学びが大きかったのがヨーロッパツアーに入って実施したNews Crewでした。
英語でのリサーチ、スピーキングを上達させたかったのと同時に
世界のニュースをもっと知る習慣をつけたかったので立候補していました。

アメリカ、ベルギーから参加の2人のメンバーと一緒に、
時事ニュースを多角的な視点から考察することを目標に朝のミーティングの
プチニュース共有と週に1度のワークショップを実施していきました。

(朝のミーティングで平成から令和になったよ!というのも発表。
我々なじみの平成〇年、昭和〇年というのは世界の中ではとても独自の文化です。)

多角的な視点で議論をすることを目的にしていたため、
死刑制度や中絶といった個人の信念によって意見がわかれるような議題を選びました。
興味深かったのはそれぞれ出身国の違う3人のメンバーで話し合っていても
これまで知らなかった様々な考え方をたくさん知ることができたこと、
世界ではどんなニュースがホットなのかを知ることができ、大きな学びとなりました。

突然ですが、アメリカ/アラバマ州で成立した非常に厳しい中絶禁止法をご存知でしょうか?
母体保護の目的のみを除き、レイプ等であってもすべての中絶を禁じる法律です。
キリスト教の思想から影響をうけており、
トランプ大統領の反中絶姿勢も影響していると言われています。
この法案は白人男性議員のみで可決されたため、
女性の意見が完全に無視されているという点も物議を醸しています。

子どもの命を守ることと女性の権利を守ることが対立する非常に難しい議論で、
センシティブな内容でもあるためこのトピックをワークショップに選ぶこと自体が難しい選択でした。
そして、より多角的な視点を深めるために3人のメンバー個々人の意見とは
反対の立場をプレゼンする(例えば女性の選択/中絶に賛成であれば反対派の意見をプレゼンする)
という工夫も加えてみました。
アメリカから参加の男の子はカトリックを強く信仰しているので女性の選択/中絶を
支持する意見はとても考えられない。。という姿勢でしたが色んな人の意見を
聞きながら頑張ってプレゼンをしてくれました。

参加キャスト各国の状況を調べることで、
カトリックの考え方が強く根付いている法律や中国の一人っ子政策を背景に性別による中絶の禁止など、
国によって様々で日本の現状にも改めて向き合う機会にもなりました。

News crewだけでは拾いきれなかった各国の情報やその情報の背景はネットで調べるよりも
キャスト自身が一番知っていてプレゼン途中に様々な情報を
付け加えてくれたりとより参加型の議論にもなりました。
さらに、センシティブな内容のためワークショップではあえて議論の時間を設けなかったのですが、
ワークショップが終わってランチの時間でも議論を続けたり自分がその選択を
しなければならなくなったときにどうするかなど、各々がより踏み込んだ議論をしていたので、
キャストにとっても学びの多い時間になったのではと感じることができ、
News Crewとしてのやりがいを感じることができました。

インターン・アシスタントシップ制度は参加者より一歩踏み込んで、
UWPの組織の一員として役割を持つことができます。
UWPはショーパフォーマンスの団体、という印象が強いのですがショーはもちろん、
それ以外にもこのようにキャスト個人の興味の方向に合わせて学び・成長の機会をもらえるので、
UWPにはこんな側面もあるんだな、と感じてもらえると幸いです。

もっぴー(三矢楓)