Meet the World:vol.31 Celayaの妹たち in Celaya/Mexico | NPO法人コモンビート
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Meet the World:vol.31 Celayaの妹たち in Celaya/Mexico

みなさん

Buenos dias (ブエノスディアス)!

おはようございます。もっぴー(三矢楓)です。

海外で日本と言えば大体の場合アニメが一番にくる言葉で、
メキシコも日本のアニメが人気を博しています。
「エヴァンゲリオン」も人気のアニメの一つですがカトリック大国のメキシコでは
エヴァンゲリオンのストーリーが宗教的にNGな部分があるようで
公共テレビでは放映されないそうです。(とホストパパが言ってました。)

今回の4週間に渡るメキシコツアーではメキシコの真ん中部分の4都市を巡ります。

初めに訪れた街はCelaya(サライヤ)という小さな町。

Cajeta(カヘタ)というキャラメルのような飴の生産が盛んです。

5-6年前にホンダの支店ができたそうで、日本人も多い町です。
私のホストパパも過去、ホンダの日本人の上司の下で働いていたそうです。

今回のホストファミリーは10歳と9歳の妹たちがいるお家に滞在をすることに。

パパがアニメ好きなこともあってかアジアから参加のキャストメンバーをリクエストしたんだよ、
と後でこっそり教えてくれました。笑

妹ちゃんのお部屋を借りたのでこれがまたスーパー可愛かったです。
夢にユニコーンがでてきそうですね。笑

実は子どもと滞在するのは今回が初めてで、
そしてルームメイトなしの滞在も初めてでどんな様子になるのかドキドキでした。

メキシコではスペイン語が公用語。
小学生以上の子供は学校で英語をしっかり学ぶので話せる子が多いのですが
特にCelayaは小さな町なので都会ほど英語が浸透していないと聞いていました。

実際に言葉の壁で苦労をしているキャストは多く、
特に英語が第一言語のキャスト達はアメリカツアーではなかった初めての言葉の壁に
カルチャーショックを受けている人もいました。

他にも、お湯が使えないよ、たまにWifiがないよ、とメキシコの子たちに脅されていたので(笑)
ホームステイがどんな様子になるのかは未知の世界でした。

実際は私のホストファミリーはお湯もWifiも苦労することはなく、
心配をしていたコミュニケーションも10歳の妹がよくしゃべる子で、
お父さんは流暢にしゃべらずともいつもギャグを言って笑わせてくれるようなとても楽しい家庭でした。

どこのホストファミリーも素敵な家族ばかりですが、
Celayaのホストファミリーとは中でも本当に本当の家族のような時間を過ごしました。

学校から帰ってきた妹たちと一緒に宿題をしたり、
日本語の勉強を教えたり、一緒にDVDを見たり、サッカーをしたり。

日本語のあいうえお表をなんども繰り返して練習をして
「これであってる?」「うーん、なんかちゃう」みたいな会話が微笑ましかったです。

メキシコでやってみたかったこと、「Remember me」をスペイン語で見る!もここにて叶いました。

メキシコの人曰く、The Mexico!な世界が映画になっているようで、
死者の日、フレンドリーな野良犬ダンテ、みんな音楽好きの様子、芸術家フリーダ、
死者が天国に行くのを守るカラフルな動物アレブリヘなどメキシコ文化が詰まっています。

面白いなと思ったのはメキシコの家族に対する男女の価値観。

Celayaのパパは家族が大好きなとても良いお父さん。

「Remember meのようにメキシコの人は家族が1番なの?」と聞くと

「メキシコの男の人は自分のやりたいことが1番、
我が道を行くタイプだよ。ヘクター(主人公ミゲルの曽曽祖父)を見てごらん。
家族、家族と言ってるのはママ・イメルダ(ミゲルの曽曽祖母)やエレナ(ミゲルの祖母)で女の人ばかりでしょ。」

言われてみればそうかもと思つつ、でも一概に一括りにはできないけど、
Metepec(メテペック)の弟も確かにそうだと思うと言ってました。

妹たちのショーの一番のお気に入りは南アフリカのダンス「ガンブーツ」。
足の動きがクレイジーだ!と家に帰ってから一生懸命練習していました。笑

週末は子どもらしく動物園へ。

メリーゴーランドに乗っている妹たちは無邪気で小さな小学生ですが、
ショーを見て「将来UWPに参加をしたい!」といっている様子に
パは「この前までだっこしていたのに、世界を旅したいなんて信じられないよ~」と早すぎる子どもの成長に切なそうでした。

あるアメリカから参加のキャストが、「アメリカはようこそ私たちの国へといって人を迎えるけど、
メキシコではようこそ私たちの家族へといって迎えてくれる」と言っていました。

どこのホストファミリーも「今日からあなたは私たちの家族だから」という言葉が一言目に来る姿にはいつも感動でした。

メキシコに来て1週間目、カルチャーショックのフェーズでいう「ハネムーン」状態ですがカラフルな街の様子も人の暖かさも、
多少時間にゆるくても陽気で人の幸せを一番に考えるメキシコの文化が大好きになりました。

そして私にとっても最初の週はスペシャルでしたが、妹達にとってもスペシャルだったようで、
ここぞとばかりに夜更かしとアイスクリームのおねだりの1週間だったようでした。

もっぴー(三矢楓)