Going own way! This is ME! 田柄高校連続授業ついにフィナーレ! | NPO法人コモンビート
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Going own way! This is ME! 田柄高校連続授業ついにフィナーレ!

11月から始まった都立田柄高校の連続授業。

今回の連続授業は、高校2年生向けのキャリア教育として、コモンビート以外にも映像制作、プレゼンテーション、高校生記者などの外部講師が参加していました。
学校の授業だけでは学ぶことのできない生き方や、様々な大人との出会いを進路の岐路に立つ高校生に経験させたい、という先生の強い想いの下、毎年行われています。

コモンビートも、多様な大人の生き方とショー作りを通して自分の人生を考える、
「Going your own way!」をテーマに授業を担当。
11.1.2月と5回の連続授業を終え、20日に総合授業の発表会がありました。

 

2月6日の最終授業では、その時間で全てを作りあげなければならないのにも関わらず、
みんな本気を出さずにどこかやる気ない感じ。
私の話を聞かないのは(良くはないけど)別に構わない、でもこれまでの自分たちの努力を自分たちで台無しにしてほしくなかった。
「やればできる」、それを知っているからこそ、本当に本当に悔しかった。

だから、本気で向き合いました。喝を入れたって言い方も若干合わないけど、とにかく本気で。
授業が終わったあと、総合授業を担当している先生がその様子を見ていたみたいで、
「そんな私の姿に痺れた」と言ってくださいました。

教師や私たちのように前に立つ側の人間が本気でなかったら、生徒はそれをすぐに見破る。
それを感じとった生徒は、もちろん本気では返してくれない。
真正面から向き合うって、本当に大変なことだけれど、先生が毎日本気で生徒さんたちに現場で向き合っているからこその言葉だなと思って、本当に胸が熱くなりました。

ずっと私をサポートしてくれてたスクールキャストのみんなの助けもあって、なんとか完成。
授業を無事に終えることができました。

 

そして2月20日、総合授業の発表日です。
コモンビート以外のチームも、それぞれの授業の成果をそれぞれ発表します。

プレゼンテーションの外部講師の方達が、発表する生徒を我が子のように見つめ、応援している姿を見て、同じように本気で、真剣に向き合ってきたんだなとわかりました。

コモンビートの生徒のみんなも、最後まで頑張って舞台の上で発表していて、
感動やら安心やらここまで頑張ってきてよかったやらいろんな感情がどっと出た。

全部のグループの発表が終わって、生徒のみんなが後ろを向いて私たちに挨拶してくれたのは、つい泣きそうになってしまった瞬間でした。

 

コモンビートの授業では、様々な社会人が一緒に授業を作るスクールキャストとして参加してくれています。
初回授業からほとんどの授業にきてサポートをしてくれたメンバーの感想です。

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私は5回の授業のうち最後の2回は参加できなかったため、どんな様子で最後の練習を終えたか分からず本番にうまくいくかと心配していましたが…

本番ではちゃんとまとめてきましたね!みんなやればできる!素晴らしい!

授業以外での時間にも練習してる様子も伺えましたし。
なにより、本番の自由パフォーマンスの際、出ていない人達が手拍子や歓声でパフォーマーを盛り上げて良い空気づくりをしている事が一番感動しました。

彼らにとって人前で表現する事が初めてだったり、苦手な事もあったと思います。そして、きっとあの場はとても緊張したと思います。
それでも、逃げずに挑戦した姿勢が素晴らしいものでした。

学校教育における机上の勉強は大事だと思います。
ですが、チームワークやコミュニケーションや自己表現などといった社会性を若いうちに養うこともとても大事だと私は思います。

高校生が今回の授業を通して何か少しでも感じ、今後に生かすことでより素晴らしい人生になってくれる事を願っています。
そういった部分で今回のスクールプロジェクト、私自身が彼らの一助になっていれば幸いです。

最後に。高校生が一生懸命に取り組み、挑戦をした彼らに私自身とても励まされました。
人生の先輩として、お手本にしてもらい続けられるようなカッコいい大人でいられるように今後も身を引き締めて自分の活動に励んでいきたいと思います。

大変良い経験をさせてもらいました。ありがとうございました。

飯塚慎哉(シロ)
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大人って、良くも悪くも「向き合ってる風」ができると思っています。
それが社会で生きる上で必要なものでもあり、でも上っ面だけだなと思うこともあって。

でも、高校生のみんなには、そんなものは全く通用しませんでした。
向き合ったら向き合っただけ、それ以上のものをぶつけてきてくれて、少しずつ距離が近づいていくのがすごくわかって。

最初は名前もなかなか覚えられなかったけど、それぞれの頑張りがたくさん見えて。
何より彼らがすごく仲がいいのが毎回伝わってきて、見てて微笑ましかったです。

彼らにとって、少しでもこの授業が人生の道しるべになったらいいなと思うし、
何より楽しんでもらえたならそれが1番だなと思います。

私自身、本当にたくさんのことを学ばせてもらった3ヶ月でした。

田柄高校のみなさん、一緒に授業を作ってくれたスクールキャストのみんな、
ありがとうございました!!!

 

ファシリテーター
上原紗英(ぽす)