Meet the World:vol.8 Martin Luther King Jr. Day | NPO法人コモンビート
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Meet the World:vol.8 Martin Luther King Jr. Day

みなさん

こんばんは。もっぴー(三矢楓)です。
アメリカから参加のルームメイトのRachel(レイチェル)はお父さんがUp with People に参加をしていたので、UWPの50周年のリユニオンにてなんとコモンビートを見てくれていたそうです!!
青権力者がすごかったーー!!とのこと。
コモビTシャツも持ってるよ!とワイワイ盛り上がりました^^

1/21(月)はキング牧師の生誕を祝う祝日でした。
午前中はMaradeに参加。
Maradeとは
March:抗議すること
Parade :お祝いすること
の2つの言葉を掛け合わせた言葉で、差別撤廃や愛を謳う抗議と同時にキング牧師の生誕をお祝いするものでした。

街をあげてのイベントのようでボランティア団体やNPO、教会の方々から一般市民まで沢山の方々と一緒に大通りを練り歩きました。

Up with Peopleのメンバーはプラカードや各国の国旗を持ちながら行進。
2019年1-6月のプログラムには16カ国から110名のメンバーが参加をします。
改めて国際色の豊かさに刺激を受け、この日はいろんな国の文化の話をして楽しみました。

ちょうどこの日、日本でもスーパームーンと言われる満月だったのですが、
ナバホ地域(アメリカでネイティブアメリカンが生活するエリア)から参加の女の子は、その日は断食、トイレ、お風呂に入ってはいけない、寝てはいけない、月を見てはいけないというルールがあるそうです。
(あまりよく分からなかったのですが神話が関係しているみたいです)

グループチャットに月の写真をあげた子がいて、慌てて削除、というような今風なプチハレーションも起こったりしていました。

プログラムが始まってちょうど1週間なので、みんなも他の国のことが真新しく楽しい様子で、ランチタイムは「オナカスイタ」が若干流行ったり
誰も話せないスリナム語で盛り上がったりと、新しいものには何それ?!と目が輝いていました。

この日の午後はnon violence Communicationのクラスでした。
人種、ジェンダー、宗教など個人を定義するカテゴリーはたくさんありますがそれをもって人をジャッジしたり、差別視しないようにどのようなコミュニケーションをとるのが良いのかを考える内容です。

頭では分かるのですが、実際のコミュニケーションでは正直ピンときませんでした。
そう感じたのは、クラスの最後に少人数グループになって「差別的な意味合いを含む質問」に回答をしていくワークをしたときでした。

私に当てられた質問は
“How do you tell all the Asian apart?”
-アジア人をどうやって見分けますか?

私が日本人だからではなく質問のくじを引くペアの子が非常にランダムに引いたものだったので、その子はすごく言いづらそうに顔を歪ませながら私に質問してくれました。

みなさんはこの質問にどう答えますか??

私は最初、質問の「差別的な意味合い」が全くピンと来ず、文化が違うし見た目もやっぱり多少違うしごにょごにょ、、みたいなことを言っていましたが、なんなそれも納得いく回答になっていないような妙な違和感でした。

後ほど、「アメリカではアジア人はみな一緒に見える、とよく言われてしまうのが質問の背景だよ」と教えてもらいましたが頭ではなんとなく理解できるけどそれでもどこかピンとこず。。

「この質問の何が悪い意味なの?」と何人のメンバーにも聞きました。
みんな私が分かるように何度も教えてくれますが、私も「話さなければ分かってもらえない」が先行して、でも思っていることが言葉にできなくて、そのうち自分が何を考えているのかがわからなくなり。。

帰りのバスで隣になった子と話し出した瞬間思わず泣き出してしまいましたが、
どのメンバーも本当に親身になって私の話を聞き取ろうとしてくれるし、心から励ましてくれます。

みんなの想いやりを感じつつもやるせない気持ちで終えた1日でした。

同時にショーパフォーマンスの準備もどんどん進んでいるのでレポートしていきますね!

もっぴー(三矢楓)