ポカリ、1リットル分作ったのに、もう無くなった…。
日曜日の夕方、練習会場の旧日の出体育館の中は、生ぬるい熱気が充満し、みんな汗だく。
自分が汗をかいてるのか、飽和したみんなの汗が自分の肌について水滴になってるのか…。
(そんなことあるかい!)
その生ぬるい空気を切り裂くように、鳴子の音と踊り子の掛け声が響きます。
9月5日に始まった練習も、今日が最後。
まだ蝉が元気良く鳴いていた最初の顔合わせからもう一ヶ月、朝晩はだいぶ涼しくなってきています。
これまで、体力作り、振り落とし、隊列での合わせ、通し練習と本番に向けて、準備を進めてきました。
今日の練習も同様に、ウォーミングアップ・ストレッチに始まり、隊列を確認しつつ、仕上げに通し練習を数回して締め。
みんな最後の力を振り絞って踊ります。
そして何より、限られた時間の中、空気の薄い体育館で集中を切らさないよう、皆で声を掛け合います。
今回コモンビートに初めて参加した僕ですが、スタッフだけでなく、キャスト自身が声を掛け合い集中を高めたり、意見を出し合える雰囲気が好きです。
東京よさこい参加に向けて振り落としをはじめ多くの面でキャストを導いてくれているスタッフのみんなの熱意と適切に発信するメッセージ、それにどうにか呼応しようとするキャストの意欲によって初めて、このような雰囲気は生まれるのだと思います。
そして1週間後に迎える東京よさこい本番!
観ている人には、それまでの練習のプロセスを言い訳にすることは出来ません。
1回目の4分半の演舞からパワー全開にできるよう、心身を準備させて行きましょ~。
そして魅せよう、「大人の背中」!