「壁をつくっていたのは自分自身」
「私がミュージカル…絶対ない」
高校の同級生だった水谷みゆきさん(えむりん)にコモンビートに誘われた時、そう思いました。
歌も踊りも苦手。
苦手だから人前で踊るのは自信がないし怖い。
物事に熱くなることが理解出来なくて、熱いスタッフの人たちが異世界の人にみえた。
なんであんなに一生懸命なの?
感情全開なの?
でも体験会は不思議と楽しくて、スタッフはキラキラしていて素敵だった。
…私もああなれるのかな、不安しかない、いや無理。
《やれない理由は探せばきっとたくさんあるでしょう。でも、やりたい!!という気持ちが少しでもあるのであれば、その想いを大切にしてほしいと思います》
キャストキャプテンの廣瀬寛さん(ゆた)から体験会後に参加者に送られたメールの一部。
諦めるのは簡単。
でも、わたし自身が大切にできないでいるものを他人のゆたが大切にして欲しいと言ってくれている。
…その言葉、信じていいのかな。
参加を決めても苦手なものは苦手で自信がない、怖い。
練習中に逃げ出したい、と思ったこと数知れず…ほぼ毎回?
それでも、やめたいと思ったことはありませんでした。
自分の練習もしたいはずなのに、嫌な顔一つせず練習に付き合ってくれたり、見守ってくれる仲間。
できなかったことができるようになって、自分のことのように喜んでくれる仲間がいてくれたから。
踊り嫌だと思いながらも、みんなの練習する姿に引き込まれて自然と体が、心が、少しずつ動いていました。
苦手、怖い。
と、壁をつくっていたのはわたしで…
はじめから、みんなはわたし以上にわたしを認めてくれていたことに、100日の終わりが近づいた頃、ようやく気づくことができました。
ここはゆたの言葉通り、ひとりひとりを受け止めてくれる場所でした。
戸惑うこと大変なことも沢山ありましたが、それらを忘れるくらい楽しくて素敵な濃い時間を過ごすことができました。
参加して本当によかった!!
誘ってくれたえむりん、
飛び込む勇気をくれたゆた、
いつもそばで支えてくれた緑大陸のみんな、
それぞれ素敵な29期のみんな、
みんなと過ごした100日はかけがえのない宝物です☆
心から「ありがとう」