【30期関西】29期中部・30期関西キャプテンインタビュー | NPO法人コモンビート
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【30期関西】29期中部・30期関西キャプテンインタビュー

こんにちは!30期スタッフの矢尾板隼(やお)です!

 

このブログでもすでにお伝えしているとおり、9月13日、14日は、中部・関西合同合宿が行われました。

それぞれの地域で、それぞれに活動している、メンバー。

本番を目前に控えた29期中部。

プログラム開始から1ヶ月を迎えた30期関西。

 

それぞれのチームには、「キャプテン」というものがいます。

キャプテンは、自らもキャストとして出演しながら、キャストの先頭に立ち、キャストを引っ張っていく存在。

私たちキャストにとっては、頼もしく、心強い存在です。

今回の合宿では、それぞれのチームのキャプテンにインタビューをしてみました!

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右:29期キャプテン 廣瀬寛(ゆた)さん

左:30期キャプテン 藪咲英(なり)さん

 

それでは、インタビューの様子をどうぞー!!!

 

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—今日は、お忙しいところありがとうございます。ミュージカルではキャプテンをされているお二人ですが、普段はどんなことをされているんですか。

ゆた:普通に会社員をしてます。糸なんかを扱っている繊維商社で営業の仕事をしています。織物を作る機屋さんなどの法人を相手に外回りの営業をしてます。

なり:田舎の街にある(笑)調剤薬局で、薬剤師をしています。本来は土日も仕事だけど、3か月間は休ませてくださいとお願いして休ませてもらってます。

 

—ミュージカルをしている姿しか知らないと意外にも思えますけど、お仕事もバリバリされてるんですね(笑)。ミュージカルをやっていると言ったときの職場の方の反応はどのようなものでしたか。

ゆた:自分は今回が3回目のミュージカルだけど、1回目のときは、なかなか周りの人に発信できなかった。でも話をしたら好意的に受け止めてもらってます。

自分の上司は、1回目も2回目も観に来てくれました。

なり:仕事の合間に「休みの日何してた?」という話になったときに「踊ってた」と話したりしました(笑)。

薬局は狭い業界で、医療関係者にしか会えないところです。なので、色々な業種や年齢の人と関われるということは、私自身の成長につながるとも考えてもらえてます。そのおかげで、休みの融通なんかもつけてもらってますね。

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—周りの理解がある環境でできるのはありがたいですよね。もう少し、突っ込んで伺いたいんですが、今までの人生で一番興奮した、あるいはテンションが上がった瞬間ってどんな瞬間ですか。

なり:自分は、学生の頃からバトンをやっているんですが、全国大会の予選で2階席、3階席までお客さんが入る大きな会場で最高のパフォーマンスができたときはテンション上がりましたね。日本人ってあんまり「わーー!」ってなること多くないと思うけど、そのときはお客さんもすごい湧いた瞬間でした。

でも、その瞬間を30期で超えます!

ゆた:そんなの聞いたら何も言えない(笑)。全国大会に出たわけでもないし…

—もちろん、全国大会でなくてもかまいませんが(笑)。

正直、「人生で一番」っていうとなかなかわからないなっていうところです。

ただ、3年間コモンビートを続けてきたなかで、今までのものを超えていく瞬間が何度もあるというのは感じてます。

 

—そんな、ゆたさんには聞きづらい次の質問なんですが…人生で一番泣いた瞬間はいつでしょうっていう質問を用意していまして…(笑)。

ゆた:うーん。そもそも男ってそんな泣かないよね。

でも今思い出すと、なぜか高校の卒業式はぎゃん泣きしてた。自分でおかしいかなっていうくらい(笑)。

なんで泣いてたのかもよくわからない。でも高校時代は本当に楽しかったし、当時の友達とは10年以上経った今でも仲良くしてます。

なり:私は、ちょいちょい泣いてるからな(笑)。

最近では、青大陸の分練で泣きました。最初は何もわからなかったみんなが3回の大陸分練ですごい成長したのを目の当たりにして、感動してぎゃん泣きしました。嬉しがりなので(笑)。

去年の26期をやっているときにもいっぱいいっぱいになって、なんでこんなことなんねん、っていう行き場のない想いが溢れて泣いたこともありました。

 

—お二人の人柄が伝わってきますね。それでは、コモンビートとの関わりについても伺っていこうと思います。お二人は、どちらもキャプテンをされる前に、少なくとも一度、キャストとしてコモンビートの100日間を過ごされていますが、コモンビートを経験して、自分で変わったと思うところはどこですか。

ゆた:話す言葉。単語そのものが変わりました。

特に、自分の好きな言葉として「積極的なアクション、丁寧なリアクション」というのがあるんだけど、これは全てのことにつながっていると思います。これまでは使った事がなかったけど、コモンビートを始めてから結構使っています。中でも「丁寧なリアクション」は大事だなと思ってます。

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—確かに、丁寧なリアクションの大切さを感じることってありますね。なりさんは、どこが変わったと思いますか?

なり:日本が近くなった。

ゆた:あーわかる!できないことないわって思うよね。

—コモンビートをやっていると、東北、東京、名古屋、関西、九州と飛び回る事が多いですもんね(笑)。

なり:全国各地で起こってることが他人事じゃなくなったと思う。

ゆた:そこにいる人の顔が浮かぶっていうのは大きいよね。

 

—そもそもの話ですが、お二人はなぜキャプテンになろうと思ったんですか。

ゆた:自分は、去年の中部での25期をスタッフとして経験して、権力者の役もやらせてもらって完全燃焼して、コモンビートもやりきったと思っていました。

とあるときに、29期のスタッフをやらないかという声をかけてもらって、どうせやるなら最後までやりきりたいと感じました。

また、自分は、人前に立って、しかも一番前に立ってみんなを引っ張るというのが苦手だという事があって、そこを自分は強くしたいという思いがありました。

僕は、今年30歳になるんですが、29歳で、29期ということで(笑)、20代最後の挑戦と思い、コモンビートより自分が成長できるものが他に見当たらなかったということもあって、キャプテンとして挑戦したいと思ったんです。

なり:私は、去年関西の26期をやっている最中から来年も出たい、スタッフをやりたいと心に決めてました。そしてやるからにはもう一歩深くまで関わりたいと思っていました。

ただ、自分の今までの人生を振り返って、一度やった事をもう一度やって、次はもう一歩深く関わるというのはこれまでやってきた事と同じだと思いました。

どうせやるなら、もう一歩、さらに深める事で自分を成長させたいと思ったので、スタッフにとどまるのではなく、キャプテンをやりたいと思ったんです。

 

—お二人とも自分を成長させようという、強い向上心を持って決意されたんですね!いざ、キャプテンを務められて苦労も色々あるとは思いますが、キャプテンとして気をつけていることは何かありますか。

ゆた:声を出すことです。チームの雰囲気は重くなったり、ゆるくなったり、いろんな雰囲気になりますが、そういうときに自分から声を出すということ。

それからちゃんと自分も楽しむということ。

なり:それめっちゃわかる!

ゆた:自分から声を出すためには、みんなを見ていないといけないけど、みんなを見すぎて自分を見失ったら良くないから、ちゃんと自分も楽しむっていうのは大事にしてますね。

なり:私も自分は楽しむっていうことは大事にしてます。

それから私の場合早口になってしまいがちなので、みんなにお知らせをするときは、自分の手元にある紙に、「大きく、ゆっくり、はっきりと」って書いてあります(笑)。

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—前に立つキャプテンならではの苦労ですね。次の質問は酷な質問かもしれませんが…キャプテンの選ぶ、自分の期のイチオシキャストを教えてください!

ゆた:んーー。色んな意味であるよね。

なり:一人には決められないよ(笑)

—なりさんは、30期始まってまだ1か月というのもあり全員の事を見切れていないというのもあると思いますが…。

ゆた:100日過ごしてきて、知りすぎて決められないっていうのもある。あいつもこいつもいいなっていうのがありますね。

—なるほど。両キャプテン共に悩ましいとは思いますが、記事的にどなたかあげてもらえると…(笑)

ゆた:誰か選ぶとしたら、緑大陸のやす(齋藤恭裕さん)ですね。

211やす (4)

 

29期の練習で、大陸ダンスバトルというのをやったとき、キャストは自分たちのことでいっぱいになっちゃったんですね。その前週の練習では、「楽しむ気持ちを忘れない」という話があって、いい練習ができたんだけど、今回は人に見られるという事でみんなが緊張してた。

そんなとき、やすがみんなの前に出て「先週の練習思い出そうぜ!」って言ったんです。

そこからすごく空気が変わりました。

そういうことを自発的に言ったのが印象的だったし、自然にできるのがすごいなと思いました。

他にもいいキャストはいっぱいいるけど強いて言えば、やすですね。

—30期はどうですか。

なり:うーーん、悩むけど、、、黄大陸のたやぴ(他谷俊紘さん)かな…。

001たやぴ

—以前の練習でサポーターからも高く評価されてましたね。

なり:目力がすごい。それに、パフォーマンスだけじゃなくて、芯がアツいんです。

30期の100日間が始まる前、初めて会った体験会の懇親会席上で既にアツく話ができたというのが印象的です。

強いて誰かをあげるとすれば(笑)。

 

—悩ましい質問にもかかわらずありがとうございます(笑)。それでは次に、お互いの期の印象を一言で言ってもらえたらと思います。なりさんから見て、29期はどんな印象ですか。

なり:二言でもいい?(笑)

あったかいし、ぐいぐい来てくれる。

—それは感じますね。29期と30期ごちゃまぜで練習した「みんなで大騒ぎ」のシーン練習なんかでもまだ慣れない30期を引っ張ってくれてましたよね。ゆたさんは、ご自分の29期どんな印象ですか。

ゆた:伝わってくれてるとおりだと思います。

それに、意欲が高いし、自発的な姿勢が強い。仲間意識、チームとしての団結力が強い。

あとはそれをどれだけ外に出し切れるかだと思います。残りの時間でそこをパワーアップしたい。

関西との合同合宿では良い刺激をもらえてます。

 

—30期のメンバーこそ29期から良い刺激をもらえてるので、ありがたいですね。では、30期に対する印象をゆたさんからお願いします。

ゆた:可能性がいっぱいある。

なり:嬉しい!

ゆた:まだ秘めてる部分がある人もいるし、既に出てきてる人もいるし、これは面白いメンバーだなと思います。すごく楽しみというのが率直な感想です。

なり:嬉しいなぁ(笑)。

—なりさんの嬉しがり発動ですね(笑)。なりさんは、ご自分の30期、どんな風に見てますか。

やりきる根性がすごい。

30期のキャストは結構な無茶ぶりをされてるけど(笑)、それでもどうにかやりきろうとする。やーめたってならない。そこがすごいと思います。

 

—なるほど。関西ならではの勢いですね(笑)。それでは最後にお互いのチームにエールをお願いします。

ゆた:本番まで残りわずかなので、関西にしっかりバトンを渡せるように、29期やりきります。30期は、僕らの兄弟キャストとして2014年を完璧にしめくくってくれると期待してます。

29期はLINKをテーマに掲げているので中部と関西の絆を、この瞬間だけじゃなく、来年以降もつなげていきたいと思います。

なり:120点の答えやなー(笑)。聞き入ってしまった。

29期に対しては、ほんまに楽しみ。100日走ってきて、今まで重ねてきたものを出し切ってほしい。悔いがないようにやりきってほしい。そして何より、楽しんでほしい。

本番満員の客席に向かって、そこに来てくれた人は、知らない人じゃなくて一人一人がキャストにとって大事な人だから、届けてほしいと思います。

ゆた:うん。30期に背中を見せてやっていきたいね。

 

—29期はまもなく本番ですが、本当に大成功をお祈りしています。今日は、ありがとうございました。

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いかがでしたでしょうか。

こんなすばらしいキャプテンゆたの率いる29期公演がいよいよ来週です!

是非みなさんも会場にお越しいただき、29期キャストの渾身の舞台をご覧いただきたいと思います。

詳細はこちら。

 

また、30期関西のブログでは、今後も練習風景に加えて、30期のキャストを紹介するインタビューをお届けしていきます。

次回のインタビューをお楽しみに!!

 

30期 赤大陸 矢尾板隼(やお)