【28期東京】共感、一体感。 | NPO法人コモンビート
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【28期東京】共感、一体感。

午前10時。

荒川スポーツセンターの武道場での練習は、いつもよりも静かなスタートとなりました。

みんな、午前、午後共に大きなイベントが盛り沢山で緊張と不安でいっぱいになってのかもしれません。

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午前は、『Gプラス』の発表会。
『Gプラス』とは、チームに分かれてミュージカル中の好きなフレーズと社会問題をテーマにして自由に作品を創作するワークショップで、今日はその発表する日でした。

発表会では、女子会の会話で生活するために食料や物がある感謝を伝えたり、落ち込んでいる女性のサクラが桜の木を見て、その場所であった歴史を回想しながらサクラを勇気づけたりと、メッセージが伝わる作品に仕上がってました。

その中でも、普段目立つことのないキャストが、すごく伝わり易いように演技していたのがとても印象に残りました。普段と違う一面を発見すると、印象も変わってきます。不安だった表情から、違った一面を出すことにチャレンジをして目を輝かせている顔を見ると、どこか成長したことがあるんだなぁと思えて嬉しくなるし、チャレンジする勇気をもらえました。私も、発表会後にまだ接したことのないキャストから思ったことを伝えてもらえたことが嬉しかったし、表現をすることへの自信にもなりました。
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午後からは、『全通し』。
『全通し』とは、ミュージカルの全シーンを止めずに通してやることです。

入場、退場、ダンスの立ち位置などシーンを一通りを確認した後、『全通し』を行いました。
出演するときだけでなく、出演しないときでも歌ったり、盛り上げたりして、今までの練習とは違った雰囲気で進んでいきました。最初の4つの大陸(赤、青、黄、緑)のダンスで感動して涙する人もいました。練習後に『全通し』の振り返りをしたときも、出演していないときの盛り上げがよかった、細かい動きで揃ってない部分が気になったなど、良かった点も悪かった点も誰もがうなずきながら聞いていました。練習が終わった後も、ミュージカルのシーンの中で気になったところをフィードバックしている姿があちこちで見られました。
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まだまだ、お客さんに伝えていくのには物足りない部分もあったけど、『全通し』の一体感と集中力には、心を動かされました。私は、練習後の帰り道に感動してこっそり泣いてしまいました。

一日、一日を大切に。

本番当日は、最高の舞台にしたいと思います。ぜひ、見に来てください。

赤大陸 森永 裕(ゆってぃ)

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