2ヶ月後の6月8日(土)、9日(日)。
1,100人の観客がいるキャナルシティ劇場の中を暴れ回る佐賀男、緑大陸の牟田優一(ムッティー)が練習の報告をいたします。
2013年4月6日土曜は、爆弾低気圧が福岡の街を襲っていたが、晴れ男、晴れ女の集まるミュージカル出演者の前では落ち着き、無事に練習ができた。
今回のお借りする施設の室内には窓一つなく、外は嵐空の天気。そのせいだからか、室内に暗い空気が漂っている。
ウォーミングアップ後の1回目の通し稽古がスタート。
さっそく歌の入りの遅れや、役になりきっていない固い表情の出演者に、プロデューサーの室園悟志(ぞの)やスタッフが、険しい表情で厳しく指摘したり、盛り上げようとする。
1回目の通し稽古が終わると、プロデューサーから名前を呼ばれた出演者は、アドバイスやダメ出しを受ける。
他の人は、各大陸のメンバーで集まり、練習。立ち位置やダンスの振りの確認などをする。
ボクはというと。
ランチの時間は、朝、4つのおにぎりを食べ、女性のセクシーな衣装の試着姿に心がふらふらに酔う。
そして、最後の前半部分の通し稽古。(次回からは後半の稽古が始まる。)
みんなの表情が生き生きしている。1回目の通し稽古のあとの練習や、ランチの時間で他の出演者としゃべったりして、心も身体も気持ち良くなったのだろう。
一番大切なことは、「心を喜ばせてからやること」かもしれない。
リラックスして心を満たしてからやるのが、ベストってことかっ。
最後の2回目の通し稽古が終わって、気品の大陸である「緑大陸」のメンバーでは、自分がその日観察した相方へコメントを伝えあった。
2回目の前半通しが始まる前に、観察する相手を一人ずつ決めて、本日の稽古中の姿を見守ることにしていたのである。
成長している人や、やっと本気になった人、常にみんなのダンスをチェックしてアドバイスをする人など、メンバーのことをより良く知ることができた。
ボクの、今回の稽古で一番の気づきは、出演者は役者だということ。
せりふがある主要な役の人だけが、役者ではない。
出演者、ひとりひとりが作品の中に生きる役者なのだ。
だから、各自が作品や役を理解して、役になりきり、作品の世界を生きないといけない。
レポート:背が低い国境警備隊&緑大陸(イタリア人) 牟田 優一(ムッティー)
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