「21期のコモンビートプログラムへの参加が
自分自身に大きな影響を与え、様々な面が変わった」という、
植村千明さんこと、ちあちゃんは、
去年からボランティアとして何度か宮城を訪れ、
以前からこの地とつながってきたひとり。
そんなちあちゃんが、11月11日の練習と、
奇跡の再開が判明したという「今を伝え隊」のバスツアーの出来事を
レポートしてくれました。
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こんにちは!
緑大陸のちあです。
11月11日のレポートをお届けします。
コモンビート東北プログラムが始まって1ヶ月。
今日は、それぞれの前半の配役、立ち位置が決まった上での、
オーバーチャーからCB2までの前半通しがありました。
初めてのシーン、初めて決まったペアに立ち位置。
新たなスタートという事でぎこちない場面もありましたが、
途中、笑いがあったり、みんな本当に楽しそうに、
一生懸命に取り組んでる姿が表情や動きからから伝わってきました。
みんなで大騒ぎでは、最初の挨拶の部分で
言葉を入れながら動いたりとイメージを膨らませ、
何度か繰り返し行いました。
それぞれの課題も見えたので、これが数週間後、
そして1ヶ月後、2ヶ月後にどう変わっていくのかが本当に楽しみです。
チュソンが言っていた
「足りぬ足りぬは工夫が足りぬ」という言葉も印象的でした。
東北や他の地域から集まった東北キャスト達。
場所は違えど、皆の気持ちは一つ!
一人ひとりの気持ちや工夫次第、やり方次第でどうにでもなる!
それぞれの努力、皆の気持ちやパワーが集まった時に重なり、
一回一回の練習で少しずついいものにしていけるよう、頑張っていきたいです。
今回の土日2日間は、練習以外にも
宮城の事を知る内容が沢山ありました。
○共に生きるため、今を伝え隊バスツアー
○ミスター・ナイト
○語り部さんによる話
○東北コモビキャストが数名関わっている「夢まき座」による舞台観賞
○「おらほの復興市」
震災から1年8ヶ月が経った今の景色。
当時の状況やお話、小学校の壁に描かれた子ども達の絵やメッセージ、
地元キャストで初めて見た町の状況にショックを受ける姿、
言葉のつまる想い、「自分の命は自分で守ってほしい。」という言葉……。
他にも色々な言葉を聞いたり、想いを知り、心にぐっときて、
考えさせられ、なんとも言えない気持ちになり、涙が出てきたりしました。
夢まき座の公演も、キャストの意外な一面を知ったり、
心温まる内容で、前へ向かってる姿に感動しました。
おらほの復興市で食べた地元の海産物や食べ物や、
朝のバスツアーで頂いた愛情たっぷりのおにぎり等も美味しかったです!
そして、今回、一番嬉しかった事は、親子を通じての再会!!
1年以上前にボランティアで、あるお宅の庭の泥かきに入らせて頂いた際に
その家のお母さんと撮った写真が青大陸のゆかの家に!
その写真に私が写っていたようです!
土曜日のグループトークで一緒になった時に教えてくれました!
それを知った時は本当にびっくりで、
ずっと写真を飾ってくれていた事も嬉しくて、
出会えた事が運命だって感動しちゃいました。
お互いに朝からテンションがあがっていました!
お母さんとの再会が楽しみです。
コモビを通して、ゆかに出会えた事も、
お母さんとのつながりも本当に嬉しくて、
感謝の気持ちでいっぱいです。
私が参加したきっかけは、去年何度かボランティアに行く中で、
東北の温かい人々に触れていくうちに、
この地が大好きになっている自分がいたからです。
宮城でやるという事で、始めは人々の感情などを考えると、
もしそんな状況になった時に、自分は支えられる事が出来るのか、
何か言葉をかけることが出来るのか…っていう不安があり、迷いがありました。
でも、実際に動いてみなきゃ、何も始まらないと思い、
その日に夜光バスを予約し、次の日の体験会へ参加しました。
体験会へ行ってみると、人々の一面ではありましたが、
みんな顔を輝かせ、楽しそうに踊ったりしている姿に心配や不安事がなくなり、
単純に大好きな宮城で、
この人達と一緒にミュージカルを作り上げていきたい!と思い、参加を決めました。
この地とのつながりが出来た事も、大好きな仲間に出会えた事も、
今、この仲間とミュージカルを作り上げていく事も、
色々な事が、全て、自分の運命のように思います。
そんな今を大切にし、様々な事を感じながら、
皆が輝く最高のミュージカルをつくっていきたいです。