ニーハオ!!
【 始まりがあれば、終わりがある。】
ついに、20期先駆けGAP団は最後の練習を終え、本番を迎えるだけとなりました。
最後の練習がどのような時間だったのか、
いろいろな感情が押し寄せては消えていく、
その1秒1秒が愛おしい1日の様子を、岩瀬智美(がんちゃん)がお伝えします!
最後の練習の朝、目覚めはすっきりしていて、
今日一日がはじまる!という希望を胸に起き上がると、
私より早く起きて準備をしている仲間がいました。
合宿で嬉しいと感じるひと時の一つ☆
そして、施設で行われる
「朝の集い」までの時間に自主練が行われていました。
日本の踊りであるよさこいを踊るメンバーが集まって、
振り、気持ちを合わせることを意識して朝から気合十分!!!
そして、うた部の自主練も始まり、
清々しい朝の空気の中から歌声のハーモニーが聞こえてきました。
朝の集いでは、一緒に宿泊している方との交流があるのですが、今日は私たちだけ。
この集いもみんなとできるのは最後・・・・。
そんなことを思っていたら一瞬一瞬が愛おしく感じられて、
今この場にいることの有難さに気づき、
今日を悔いなく全力で楽しもうと心に誓いました。
朝食、部屋の片付けを済ませて、いよいよ練習が始まる!!!!
っという気合い十分になっていたところに、
衝撃のインフォメーションが伝えられました。
それは、チケットのインフォ。
先週のチケットの状況から、
果たしてどのくらい増えているのかドキドキの瞬間でした。
会場の座席の図が、チケット団に隠されつつ、登場!!!!
そして、チケット団の人壁が異動して、
赤、緑、黄、青でカラフルに塗られた会場図が出現するとともに、
満員御礼がバシッ!と貼られていきました。
その瞬間、歓声があがり、抱き合い、ハイタッチしたり、
涙を流して喜ぶみんなの姿がありました。
本多裕二(ゆ-Zi)さん
「4人に支えられてチケット部でよかった。」
毎回座席表に確定枚数の色塗りをしていてくれたこと、あとで知りました。
本多裕二(ゆーZi)さんのような縁の下の力持ちさんが、
コモンビートにはたくさんいます!!
中村あゆみ(ゆの実)さん
「初めから、この20期の仲間なら満員になるって気がしていた。」
そんな風に私たちを信じてくれていたこと。嬉しかったです。
原佑理子(ゆり)さん
「一部の人が、105人分の力で作り上げたのではなく、
みんな一人一人の力で作り上げることができたことが嬉しい。」
阿智村で目に涙をためて気持ちを伝えてくれたことが
実現できた喜びがありました。
浅野妃美子(きみぞう)さん
「青大陸はスロースタートなのかもしれないって思ってた。
そしたら、本当にそうだった!(一同爆笑)」
自分にできることを不安の中、
模索しながら最後まで探し続けてくれていた姿がありました。
この満員御礼のビックニュースが作り上げられるまでには、
先駆けGAP団の仲間たち一人一人が、
このミュージカルを観てほしい!と、
自分の大切な人達一人一人に丁寧に伝えていった、初めの一歩が105人分あったから。
韓朱仙(チュソン)さんの言葉
「今では、20回目の公演を迎えるまでになったA Common Beatも、
初めは自分一人が動き出したことから始まった。
チケットが満員御礼になったことも大きなことに見えるけれど、
一人から始まっている。その一人の力っていうのは、凄いものなんだよ。」
この言葉を実感することができた時間となりました。
その一人一人の力の、ほんの一部をご紹介します。
子どもたちを招待する手紙を、
一通一通丁寧に送ってくれていた白井さやか(うめちゃん)さん。
最後まで私たちが満席の舞台に立てるように動いてくれていました。
そんな白井さやか(うめちゃん)さんが
みんなの前で伝えてくれた言葉、「すべての人にありがとう。」
このミュージカルは、かぞえきれないくらい
たくさんのありがとうが詰まっていることに改めて気づき、
そんな素敵なミュージカルに出ることができる幸せを感じました。
チケット部からのインフォメーションは、まだまだ終わりません(笑)
たくさんのチケットを多くの人に届けた人の入賞式が行われました。
一番たくさんのチケットを届けた藤原結(ゆい)さん。
彼女のことを伊藤恵里(エリ)さんはこう話してくれました。
「ゆいは、誰よりも一番にチケットのことみんなに投げかけて、
みんなを引っ張っていってくれた。ありがとう。」
仲間がいるから頑張れる。
人って、相手がいるから人なんだなぁって思います。
大変なことも、仲間が頑張っているから、自分も頑張ってみる!
っというパワーに変えられることの素晴らしさを体感しました。
次の時間は、【TAKE A STAND】というワークショップから始まりました。
このワークショップは、二つの選択肢から、
今の自分の気持ちに近い方を選んでいく、というものです。
<自分は人を信じて騙されやすい?それとも人を信じないで疑い深い?>
<日本の未来は良くなっている?それとも悪くなっている?>
などの質問に答え、どちらかを選択し、
近くにいる人とペアになって理由等を話し合いました。
この時間で、私たちの生活は、数えきれないくらいの
<信じていること>が積み重ねられているか、改めて考えました。
今立っている地面がいきなりズボッて抜けたり、
朝出勤するときに玄関出たら槍が飛んで来たり、
道を歩いていていきなり銃で撃たれたり、
そんなことはないって信じていますよね。
このことが、どれだけ恵まれた環境か。
気づかせてもらえたことに感謝です。
寺本徳子(いんでぃ)さんは
「私は、騙されたって思うんじゃなくて、
私の周りには騙す人はいないって信じています。」と伝えてくれました。
すべての出来事を、経験として次の自分にどう活かすか。
とても大切な心の持ちようを学ぶことができました。
<未来を良くしていくのは自分たち。>
こんなふうに強く考えたことは今まであまりなかったと思います。
どうせ、自分だけじゃ良くならないって心の底のどこかで思っていました。
けれど、人一人の力の凄さを感じた今、その力を持っている自分を精一杯生きていきたいっと強く思いました。
ブラックスピリットの加藤隆司(かとぅー)さんは
「自分の手の届くところにいる人、その人の未来を良くしていくことはできる。」
と気持ちをシェアしてくれました。
私も、そんな人になりたいと思います。
自分自身が太陽のような存在になって、
まわりの人に光と暖かさを発信していきたいと思いはじめました。
そして、いきなりですが
今、「A Common Beat」という作品が、
日本の三か所で作り出されているのをご存知ですか?
20期の中部に続き、21期東京、22期関西公演が予定されています。
中部の最後の練習日に、なななんと
中部・東京・関西で同時に行われている公式練習をスカイプで中継し、交流しよう!
というコモンビート始まって以来、
初の試みが行われました。
自分達以外の約200人の仲間がいる。
その仲間たちに刺激を受け、切磋琢磨し、
支えられて作りあげられてきた先駆けGAP団の私たち。
とても嬉しく、身が引き締まる思いがしました。
お兄ちゃん、お姉ちゃんは、最高の弟妹たちに最高のスタートダッシュを届けます~~!!!
次の時間は、コモンビートの日本語の歌の原点を知る時間でした。
もともとは、アメリカのUP WITH PEOPLEという
団体のミュージカルであったA COMMON BEAT。
ということは、すべての歌が英語。
それを日本語にして音に乗せた時にしっくりくるかを
何回も何回も何回も話し合って(インターネットのチャットで)
話し合いを重ねて、今私たちが日本語で歌えていることを知りました。
<願いをのせて>の一部の歌詞で、
「輝く命」というフレーズがあります。
その言葉が出てくるまでの熱い思いのやり取りを聞き、
みんなの中に、魂がより込められていくのを感じました。
そして、この曲をソロで歌う藤原結(ゆい)さんが、歌詞を朗読してくれました。
体育館の中で藤原結(ゆい)さんの願いをのせた声だけが響き渡りました。
105人が105通りの願いを持っています。
その願いをのせて、ミュージカル本番にGキャスト(お客様)へ届けます。
ついに、合宿最後の昼食!
この日は、カツカレー♪
げん担ぎだね~~、とおいしく頂きました!
そして、いざ最後の全通しです!
なんと、一緒に青年の家に宿泊していた、
アメリカの大学UCLAの学生さんに観てもらえることになり、
このご縁を大切に気合いが入りました!
衣装、ヘアーメイク、メイクを整えて始まりました。
始まりから終わりまで、とにかく先駆けGAP団の仲間とのかけがえのない時間を楽しみ尽くしました。
終わってみて思ったこと、
楽しかったぁ!!!!!!
ありがとうございます!!!!
この二言でした。
UCLAの学生さんから、素晴らしかった、という言葉を頂き
UP団(応援に来てくれた過去キャスト)のかたからも、暖かい嬉しい言葉
そして、韓朱仙(チュソン)さん、白井さやか(うめちゃん)さんらの言葉に、
目頭が熱くなりました。
Gキャストで満員の会場、かけがえのない仲間達、
一人一人の熱い魂、今を生かしてもらえている命、すべてが整いました!
あとは、当日を体調万全にして、最高のミュージカルを届けるのみ!!!なのです。
最後に、このブログを書かせてもらえたことに感謝です。
先駆けGAP団の105人の思いを代表して、
伝えたい思いの一つを最後の言葉にしたいと思います。
すべてにありがとう。
この気持ちや、一人一人の伝えたいメッセージを、
ミュージカルというかたちで届けます!
公演当日、楽しみにお待ちしています!!!