先日の練習で配役が発表されました。
100人のキャストが4つの大陸へそれぞれ分けられ、
各出演シーンが発表され、本格的に練習が開始しました。
配役にはいわゆる「ソロ」と呼ばれる役もありますが、
コモンビートはよく「100人が主役」のミュージカルと言われています。
出演シーンは割り当てられるものの、
手取り足取り、全てに指示が与えられることはありません。
全体におけるそのシーンの役割、その中の自分の役割を考え、
舞台で演じなくてはなりません。
1人の演出家の指示で作られるのではなく、
100人がそれぞれの役割を真剣に考え、丁寧に作られてきた舞台だから、
毎公演で大きな感動を与え続けているように感じます。
「100人が主役」と言われるのは、
キャスト自らが”主体”となって”役を作る”からかも知れませんね。
舞台だけでなく、普段の生活においても、いろいろな「役」があります。
上司、部下、教師、生徒、親、子ども、私、あなた…。
それぞれ与えられている「役」はあるものの、
言われたまま行動するだけでは足りないですし、
そのような指示すらないことがほとんどです。
如何に行動するかは本人が考え、行動しなくてはなりません。
与えられた「役」の名前だけに甘んじていては何もできません。
それを元に自分の役は自分で考え、作らなくてはなりません。
人生の主役は自分自身、
せっかくなら自分にも相手にも良い影響を与えられる「役」でありたいですね。