皆さんこんにちは!
緑大陸の柴田大志(おろし)です。
季節の変わり目で風邪を引きやすい時期がやってきました。
より一層の体調管理が必要です。
さてさて13期最後の合宿二日目の練習レポートをお送りします。
合宿二日目の目玉は、衣装つき全通し。
昨日の通しよりも更なるパワーアップを目指し、朝早くに起きて、寒空の下自主的に練習するキャストの姿もちらほら…。
みんな気合入ってます!
愛知県青年の家恒例の”朝の集い”。
この日施設で一緒に過ごす他団体の方たちと施設の職員さんの話を聞きます。
さらに恒例の団体紹介では、僕たちコモンビートのミュージカルナンバー「かけがえのない仲間たち」を朝から全力で他団体の皆さんに発信。
そしてこの日の朝、ついに13期13オーシャンズのオリジナルソングの発表がありました。
13期キャストの思いを集め、歌詞にした13オーシャンズの為だけの歌を水口豪(ごう)さん、中島弘貴(おいおい)さん、小出小百合(おでこ)さんの三人が大事に歌ってくれました。
寒い朝の空の下、みんなで寄り添って聞いた歌。
思いの詰まった歌に、なんだか心が暖かくなった朝でした。
さあ、朝一番の練習は『Rebirth未来へ繋ぐ鼓動>』です。
『Rebirth』は12期ミュージカルから新たに追加されたシーンです。
戦争によってすべてを失い、スピリットも消えかけています。
そんなまっさらな状態で聞こえてくるのは、自分たちの鼓動。
その鼓動は確かにビートを刻み続けています。
それは生きている証。希望なのです。
その希望が少しずつ高まって大きなひとつの鼓動、つまりスピリットとなって世界が生まれ変わる(Rebirth)というのがこのシーンの特徴だと思います。
まずは歌詞を見ながらソロの四人の歌を聴きました。
目から、耳から、『Rebirth』の情景が自分の中に流れ込んできて、このシーンがどのようにして生まれたのか、どう表現していくのかを認識することができました。
それを踏まえてみんなで歌います。
そして今回スピリットをつとめる青栁奈々恵(ななえ)さんがこのシーンに対する思いを伝えてくれました。
その中の言葉で「スピリットは目には見えないんだけど、みんなの中には一人ずつ小さな私がいてそれが集まってひとつの私(スピリット)という存在があるんだよ」という言葉が印象的でした。
最後は実際に振りをつけて練習していきました。
しかし感情ばかりが先走りすぎて、振りも歌もいまいち…。
そんな中、中里友一(なかさん)さんの厳しいながらもとてもとても熱い言葉が僕たちの芯に響き渡ります。
誰かがやってるから、歌っているから、踊っているから、自分もやろう。
そんな甘っちょろい考えはコモンビートじゃない!!
「俺はこんなに発信してる!歌っている。踊っている。なあ感じるだろ?みんな!」
そうやってお互いがお互いを高めあって感じあって情熱を発信していくのがコモンビートなんだと、改めて一番大切な気持ちを思い出しました。
誰かを待ってちゃ仕方ない。
自分から一歩を踏み出さなければいい作品は作れない。
これからの動きに生かして行きたいと思いました。
次は『決断の刻』のシーン練習です。
今回着目したのは表情。
戦争に向かうときの表情は、怒り?狂気?悲しみ?恐怖?人それぞれだと思います。
どの表情も、その表情を貫くのはとても大変です。
しかし、この表情を緩めたら殺されてしまう、仲間を家族を愛する人を失ってしまうことを考えると、表情にも動きにも迫力が出てきました。
特に今回は権力者たちの表情を見ながら練習することができ、はじめて見る権力者たちの迫力のある表情に僕たちもとてもいい刺激を受けました。
戦争シーンは迫力が大事です。
自分の中に愛するものを守り抜くという強い意志や自分がもしかしたら死ぬかもしれないという恐怖や緊張感をもって、シーンにのぞんでいきます。
午後はついに衣装つき全体通しです。
自分流にカスタマイズされた衣装で装いも新たに昨日よりも、今までよりも成長した通しを行うことができるのでしょうか?
通しが始まる前に大陸ごとで円陣を組んで気合いれ。
「今できる、精一杯をやりきろう!!終わった後に後悔しない通しにしよう。するしかない!!」
大陸を越えてみんなの考えはひとつでした。
通し中のみんなは常に発信する姿勢で最後まで臨み、通しをやり抜くことができました。
今回の合宿は本当にいろんなことが起きて苦しかったりつらかったりもしました。
でも僕たちはそれを乗り越えることができます。
そんな素敵なパワー。
マイナスをプラスに変える、そしてそのプラスを何倍にも増幅させる。
そんな力が13オーシャンズ*にはあると確信しました。
まだまだ伸びる13オーシャンズ、本番までできることをがむしゃらにする。
するしかない!!
行くぞ!エイ エイ オーシャンズ!
*13オーシャンズ(サーティーンオーシャンズ):13期の愛称