キャストの安達大二郎(だっち)です。9月13日(日)の様子について書きます。
この日は合宿2日目です。朝から皆と一緒にいるということで、早朝から集まってランニングや、ダンスの復習をするキャストがいました。いいですねこの雰囲気。
公式練習では、この本番が近付いた時期に、改めて自分たちが参加しているミュージカルプログラムの歴史を知ろうという時間が設けられました。
もともとは洋上で演じられていたものが、色々な人の思いを乗せて日本で上演されることになり、多くのキャストを巻き込みながら現在まで続いています。今回、自分たち33期が新しいページを書き加えることに対し、ちょっと誇らしい気分になりました。
その後、午前中の残り時間にミュージカル後半のシーン練習として「願いをのせて」「コモンビート3」「リズム遊び~Keep The Beat」「決断の刻~戦争~BOX」を行いました。
個人的に歌には苦手意識しかないので、勢いでやるならともかく、しっかりした音の高さをとる練習になると緊張します。
午前の練習が終わった後は、衣装着替えを含む長めの休憩です。そう・・・午後からは衣装を着て、大道具付きの全通しを行うためです。
衣装を着て集合すると、まるで別世界の住人みたい。33期は衣装デザインに関してけっこう厳しかったと思います。そのおかげでみんなステキな衣装に仕上がりました。
最後のアンコールの段取りを軽く確認してから、キャスト・スタッフ・ブラックスピリッツ・サポーターみんなで円陣を組み、気合入れをしました。
今回の合宿の目標は「作品を完成させる」ことです。チェックのための通し練習ではなく、サポーターを観客と思い、本番と全く同じ意識で臨もうという意見もありました。
緊張の糸は途切れることなく・・・およそ90分後に、終了!!
自分に関して言えば、今が本番だったとしても悔いは無いぐらいの出来でした。練習でこんなに感情が乗ったのは、プログラム開始以来初めてだと思います。
終了後はさっそく今の全通しについてグループトークを行いました。会心の出来ですごく楽しかった人、細かいミスが気になって燃えられなかった人、全く満足できなくて悔し涙を流す人、色々です。
最後に、衣装を着替えて集合した後、スタッフから各種インフォメーションがあり、2日間の合宿は終了、解散となりました。体育館はしばらく解放されていたので、残って練習するキャストの姿も。
13日(日)の練習は、満足いく出来だったからというのもありますが、今までで最も充実感があり、楽しくすごすことができました。
ちなみに自分は福井県から通っているので、解散後はいつも長距離運転になるのですが、練習でパワーをもらえるので、帰り道はいつも元気いっぱいです。
人の心の力はすごい!!
33期キャスト 安達大二郎(だっち)