【32期東京】魅せるとは何か 本番まで1か月 | NPO法人コモンビート
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【32期東京】魅せるとは何か 本番まで1か月

こんにちは!

32期スタッフ・飯塚春紀(ウェイ♪)です!

6月最後の練習、本番まで1カ月に迫ってきました!!

この日の練習はキャスト同士で考え、話すことを重視!

本番に向けて通し練習が続く7月を前に、改めて観客に届けることを考える時間となった1日でした!!

 

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【グループワーク】

2大陸ごとに分かれてグループトーク!

「魅せる」とは何か

一人ひとりが観に来てもらう人目線で考えました。

魅せる舞台を実現させるために残り1カ月で自分にできることをシェアしました!

 

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【グループトークの裏で…】

グループトークの裏時間となる大陸は自主練!

 

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【歌強化練習】

歌うことに自信のないキャストが歌メイト(歌をフォローしてくれるメンバー)に確認!

午後には歌チームを中心に課題だったコーラスの強化練習!!

 

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【かけげえ見せ合い】

普段は大陸同士で見合うことのないオープニングナンバー「かけがえのない仲間たち」

それぞれの大陸がどんなパフォーマンスをしているかを見せ合いながらエネルギーをぶつけ合いました!!

 

 

【Real Voice~気ままにキャスト紹介~】

今回の練習を通して感じたことや気づいたことなど、プログラムに参加しているキャストの今をお届けします!

 

清水 香里(れんじゃー)さん

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あと本番まで1ヶ月を切って、私はかなり色々なことに気づかされました。

自分はとりあえず笑うことで色々な自分の気持ちを誤魔化してきたんだなぁと。

自分がサポートするなんてとんでもない、なんの余裕も無くなりました。

 

悲しみの表現、怒りの表現ってなんだ!?

いかに傷ついていることをバレないようにするか、いかにイライラを隠せるか、

いろいろ悩むのも嫌で、周り以前に自分を騙して”笑う門には福来たる”の謎の精神で自分の素直な気持ちをないがしろにしてきました。

 

あとは、癒し系と印象で言われることで、自分には癒し要素なんて無い自覚があるから、

これ言ったら面白いけど傷付くかなとか勝手に意見引っ込めて飲み込みグセがついてしまい、

その結果ただ笑って場を乗り切るということが、大人数の集団の時は日常化してしまいました。

 

ただ、コモンビートの人たちはそれを許さないでくれて、

意見言わなきゃ伝わらないとか時にはうっとおしく思うぐらいに、こじ開けて聴いてくれました。

声にもコンプレックスがあって滑舌悪いし、録音した自分の話し声に吐き気を催すほどで、

小さい時から答え分かってても手を上げることが出来なくて、目立ちたい隣の子に答え教え、

差されて大きな声で答える子を羨望の眼差しで見ていた小学生の自分から基本は何も成長出来ていませんでした。

 

ただ歌だけは好きで、歌の時だけ気持ち良く声が出て、

思春期になって悩み増えてもカラオケ行くとなんかどうでも良く思えてリセットされて。

余計なこと考えずに本当にリラックスして楽しくて。

 

さらに身体の動きも顔の動きもなかなか本当になかなかどうしようもできなくて、

それは今まで自己表現をサボってたからで、鍛えてこなかったからで、本当に刺激的です。

友だちにだけ表せばいいんだとか、近づいた人にだけ伝えようとか無責任な自己表現じゃなくて、

社会を形づくる一つの存在としてももっといろいろ責任を持って発信して行きたいと思いました。

 

そして完璧とはほど遠い私も、自分の精一杯の表現でイキイキ輝く姿を見せることで

誰かに何かを伝えられたらと前向きに捉えられるようになってきました。

舞台終わった時は、コモビ参加前より自分のことも自分が大切な誰かのことももっと大切に出来る様な自信があります。

 

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平山 美樹(みき)さん

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緊張していた週末が楽しみで仕方ない週末になり、

この仲間と練習出来るのも…….と少ししんみりとした週末の迎え方に変わってきた。

コモビに参加し始めての私は、色々な場面で変化の連続だ。

 

その中でも一番の変化は、少しずつ、自分を表現出来るようになったこと。

 

今までの私は自分の感情(喜怒哀楽だと、特に怒と哀)に蓋をして、

その二つを出せない(出さない)から笑ってみたり楽しそうにしてみることが多かった。

相手が気に入りそうな自分になろうとして、言いたいことも言えず、勝手にしんどくなることが多かった。

 

だけど、皆の人に対する真っ直ぐさや勇気を出して何かをしようとする姿を見て、

私は自分とも皆ともこの作品ともきちんと向き合わなくちゃいけないなと、背中を押された。

 

今は少しずつだけれど、表現出来るようになってきて、きっと昔の私だったら、この内容を書くこともなかったように思う。

 

皆の気持ちが伝染してきて、私も勇気を出すことが出来ました。本当にありがとう。

皆には感謝することがいっぱいです。

 

本番はもう迫ってきているけれど、ここからもっと突き抜けられる32期でありたいです!

 

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松村 桂衣(ケリー)さん

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今週の練習のテーマは「魅せる舞台」をつくること。

 

私にとって大きな気付きがあった。

 

それは、

「コモンビートの舞台は、一人一人の内面まで見せていい」ということ。

 

通常、プロの舞台は

役を演じきって評価される。

それが「魅せる」ということにつながる。

 

 

しかしコモンビートの目指す姿は

「個性が響き合う社会」。

 

私たちは役がある訳じゃない。

 

それぞれが、それぞれのままで。

むしろ自分の個性を剥き出しにして舞台をつくることが、

「魅せる」につながる。

 

それに気付いた瞬間、

自分のありのままでいいんだ!

なんだか簡単そう。ほっとした。

 

と思いきや、、

いざ練習に入ると、

これが非常に難しい。

 

何故なら、

私たちはいつの間にか

「個性を隠す」ことを覚えているから。

 

これまでの人生で、いつの間にか染み付いてしまっていた。

 

さぁ。。これをどうするか?

 

私の考えはこちら。

自分独自の価値観、判断軸を持つこと。

 

個性を隠すのは、他人からの評価を気にしている証拠だから、

自分の中に、その尺度を持つこと。

 

それができるようになったら、

私たちにとっての「魅せる」も、もっと磨かれる。

 

 

そんな事を考えながら、今週も練習に励みます。