先日、2チームとも無事おいでんファイナルへの切符を手にし、最後の舞台に向けて再び走り出した情熱のコモンビート&コモンビートスプラッシュ。
本番を一週間後に控え、7月18日、19日に最後の公式練習を行いました。
その様子をおいでんリーダーズの渡辺彩友美(わたぽん☆)がレポートします。
この日は13時から20時にかけて東海市民体育館の剣道場で練習を行いました。
マイタウンから実に2週間ぶりのおいでんメンバー再集結です。
恒例のおいでん兄貴こと木里真也(あにまる)さんによる「元気ですかー!?」という挨拶の後、今日はダンス練習開始前に小グループに分かれてマイタウンの反省やこの2週間の過ごし方等を話し合いました。
公式練習のなかった先週末はミュージカル13期の初顔合わせ合宿が行われ、こちらにはおいでんメンバーも多数参加。
新しい仲間と出会いあり、緊張のオーディションあり…と、かなり充実した週末を過ごせたようです。
また、豊田ではこの週にもマイタウン予選が開催されており、「踊る側だけでなくて、観客側の気分も味わおう!」というおいでん兄貴の呼びかけのもと、7人のおいでんメンバーが偵察に行っていました。
偵察隊曰く、「隊列、振りが揃っているもはもちろん、一番大切なのは笑顔と目線!ちゃんと目を合わせて笑ってくれるチームからはお客さんを楽しませようというオーラが出ていて目を奪われる!恋しちゃいそうでした!」とのこと。
そして一週間も練習がなく、踊りたくてうずうずしていたメンバーは、祭りの最後、お客さんも自由参加の一曲では踊り連のど真ん中を陣取って7人でスプラッシュしてきたとのこと!
出場チームと入り乱れての演舞はまさに会場がひとつになる瞬間。
それを一足早く体感した7人の貴重な意見を聞くことができました。
皆それぞれ過ごし方は違えど、この2週間を有意義に過ごせたようですね。
マイタウンの反省ではもっとできたはず!悔しい!という意見がほとんど。
総じて「楽しみすぎて踊りが疎かになってしまっていた。お客さんを楽しませることはできても何かを伝えるところまでいかなかった」。
これが結果にも影響し、マイタウンの演舞が各個人レベルでの自己満足で終わってしまった最大の原因なのではと思います。
2位、3位という結果にはやはり誰も満足していませんでしたがその分の悔しさをファイナルに向けてけば本当に凄いものができるはず。
おいでん兄貴の本当の兄貴、木里裕也(ゆうや)さんからは「俺は今日ここへ苦しみに来た!みんなもマジ、本気だしてやっていこうぜ!」という熱の入った気合宣言があり全員でこの練習、一秒一大切にしていくぞ!!と決意を新たにしました。
早速ウォームアップと柔軟の後、本日のダンス練習開始!今日は今までにないパート別集中型の練習を行いました。
広い剣道場を3分割し、予めエリアごとに踊るパートを決めておき、キャストも3つのグループに分かれ、それぞれ各エリアを回っていくというもの。
各エリアをダンスリーダーが1人ずつ担当して迎え入れたキャストをビシバシ熱血指導!
本気モード全開のキャストに対してダンスリーダーズもかなり熱が入っていました!
私は最初にダンスリーダー中川純里(じゅり)さんの待つ「サビエリア」へ。
じゅりの指導も凄くよかったのだけどキャスト同士で「ここ、こうしたらいいと思うよ」とか「それ、違うんじゃない?確認してみようよ」など発言し合い、自分たちで練習を作っていこうという姿勢がとても嬉しかったです☆
山田直弘(こめ)さん担当の「イントロエリア」では、グループ内でさらに二分割してお互いを見合い、キャスト同士で遠慮なく指摘しあいました。
こめからは「このグループは一部の元気な人が頑張ってるから元気に見えるけど、その人たちがいなかったら抜け殻」という厳しいご指摘がありとても悔しかった!
でもこれは全体にも言える事でリーダーシップをとってくれる人は必要だけどそれに甘んじていて他のキャストが手を抜くようではよいものはできない。
一人ひとりがこのチームの中で、自分なりに最大限の力で踊りきる。声が出ないならせめて大きな口で超笑顔を振りまく!ダンス下手でも目線でお客さんを魅了する!
いろんな発見があって、悔しい思いをしたり、喜んでいたりしたら後藤龍徳(もりぞー)さん担当の「Aメロエリア」をクリアしたときにはすでに5時。
途中休憩を挟んでいますが約3時間踊りっぱなしでした!!
パート別練習を終えてからはまた全体練習に戻り、隊列の左右を入れ替えての練習。
本番のパレードでは左回りで踊るため、右側のペアは常にお客さんと触れ合えるのですが左側のペアはずっと内側でお客さんの顔が見えないのです!
そこで全員にお客さん側で踊る機会をもってもらうため、途中で隊列の左右ペアを入れ替えて踊ることになったわけですが…。
ところどころで微妙に違う振りにみんな予想外に悪戦苦闘!これは明日また確認が必要だと思いました。
最後は今日の成果を情熱チーム、スプラッシュチームに分かれてお披露目タイム。
ここで先攻後攻を決めるための本気じゃんけんが繰り広げられました!
本気じゃんけんとは勝った方は本気で喜び、その喜びを全身で表現する、負けた方は本気で落ち込み全身を使って悲しみを表現するというちょっと変わったじゃんけん。表現力を身につける訓練になるのです。
そんなに期待していなかったのですが、たかがじゃんけんでここまでヒートアップできるのか!?というくらいの盛り上がりようでした!
負けた情熱チームからは「もう一回!!」コールの嵐、そして再試合後、リベンジを果たした情熱チームに先攻後攻どちらがよい?と聞くと、「どっちでもいい」と。(笑)
もうすでに踊る前からテンションがおかしいことになっていましたが、ここはマイタウンの反省を生かし、いったん心を落ち着かせ、構え。
私はスプラッシュチームなので情熱チームの演舞を見学しましたが、曲が始まった瞬間、鳥肌が立ちました。
左右に大きく手振られた手も、それにあわせた顔の向きも、「バッ!バッ!」と切れがありきれいに揃っている!
見ていて気持ちのいい位の超笑顔と大きな掛け声はもちろん健在。
お客さんに目を合わせる、じっくり見つめるという注意点もほとんどのキャストができていて、こちらが視線を送ると笑顔で返してくれるのがとてもうれしかったです☆
細かく見ていけばまだまだな部分もありますが、元気な中にも統一感のある、理想的な形に仕上がってきていますね!
スプラッシュチームも同じく格段によくなったようで、お披露目後に情熱チームのみんなからたくさんのお褒めの言葉をいただきました!
今日一日で見違えるほど成長したコモンビートおいでんチーム。
明日のラスト練習が楽しみで仕方ありません☆