楽しい時間は早いもの。。
2015年2月14日のレポートを書くにあたり、そんなフレーズを感じずにはいられません。
この日のレポートを、さくよさキャストの芝琢也(たくや)がお伝えします。
そうですね、2月14日ですね。
特にこれといった理由があるわけではないですが、
本日2月14日は、男子キャストはほぼ全員出席でした。
そんな期待と狂気が渦巻く中、2月14日の練習スタートです。
チームに分かれて点呼をしたあとは、グループトークが行われました。
本日のお題は「フェチ」でした。
各自、思い思いに自らの”こだわり”を披露しましたが、そのバリエーションは多岐にわたり、まさに個性が響きあうのを感じることができました。
一例を挙げるならば、首筋の匂いフェチから、ニーハイの膝超えの瞬間フェチ、果ては「フェチは日替わり」など、多種多様なフェチが咲き乱れました。
ちなみに私は、女性の髪の毛の中から、ぴょこんと飛び出した耳(通称:ハミ耳)が好きです、どうでもいいですね、ハイ。
フェチひとつとっても、これだけ多種多様な個性が響きあうのが、私たちコモンビートの強みと言えるでしょう。
この後に行われた演舞の振り写しも、まさに「違った個性の響き合い」の上に成り立つものであるといえます。
いよいよ、今日の練習では、ラストパートが導入されます!
演舞のフィナーレを飾るパートが、山田直弘(こめ)さんによって、振り写しが行われました。
これまでの練習での振り落としで、すでに、アジア・アフリカ・ラテン・アメリカの4つの大陸調のビートは伝授されております。
それら4つの違った個性が共鳴して響きあうことで生まれるパート、それこそが演舞「響鳴」のクライマックス。
これをもって、いよいよ、ベースとなる振りは完成です!!
…………のはずなんですが。。。。。
さすがクライマックス、これまでのパートと比較しても、難易度もあり得ないくらいMAXです。
ただでさえ一番テンポの速いパートなのに、全身を使った大きな振りが多く、初めのうちはなかなか思考と体がリンクしません。
右、左ー、ドーン、チャチャン、ズッドン!
一連の大きな動きを流れるように奏でた後、最後にガッツポーズをするという、クライマックスでも最も象徴的な動きであり、
頭では理解してはいるのですが、体がそれに追いつかない。。。
しかも、この最後のパート、なんと、「歌詞つき」です。
ただでさえ頭がこんがらがってるというのに、歌いながら踊らなくてはいけません。
力いっぱい、必死の形相で、歌とも叫びとも嗚咽とも悲鳴ともいえない声を荒げる私たちでしたが、どこかその表情は達成感に満ちておりました。
ええ、先ほども述べたように、これでようやく、この演舞の振り写しがすべて終わり、(一応は)最初から最後まで通して踊ることができるようになったのです。
当然、演舞の完成のレベルにはまだまだ到達しておりませんが、ようやく、その兆し、さらに言うなら、本番のビジョン、
つまり、4月の4日、5日に、満開の桜の下で踊る自分たちの姿が、ぼんやりとですが想像できるようになってきたのです。
もちろん、まだまだその「脳内イメージ」の中の自分たちは、靄(もや)がかったような、いわば、モザイクがかかったようなイメージでしかありません。
まだまだ、そのイメージを完成させるのに足りないものは山ほどあります。
ここで、まず何よりも足りないものとして、衣装がありません。
イメージの中の私たちは、まだ普段着のTシャツで踊っています(笑
ですので、このタイミングで衣装部から本番の衣装についての案内があったのは、なんと時宜を得ていることでしょうか。
増井美代子(まっすー)さんと、車谷友季実(大福)さんのお二人から、本番の衣装についての説明会が開かれました。
衣装の主役とも言うべき法被(はっぴ)については、まだ目にすることはできませんでしたが、
ぼんやりと、脳内イメージの私たちが衣装を纏ったような、そんな気がします。
定番のイメージとして、振りは入った…、衣装も纏った…、あと足りないものは何でしょうか。
現時点の「脳内イメージ」に欠落しているもの。
なにより大事なものが抜けております。
そう、それはオーディエンス、つまり、見ていただいているお客様の存在です。
これまでの私たちは、ただひたすら自分が一生懸命踊りこむことに必死過ぎて、自分以外のことなど、何も考えることができておりませんでした。
自分が楽しく踊れていればいい、そんな気分だったと思います。
しかし、お客様の存在なくしては、演舞は成り立ちません。
これから大事になるのは、自分が「どう見えているか、見られているか」です。
未完成とはいえ、一通りの振りが入った今、視点を、主観的なものから客観的なものへとシフトさせていく必要があるでしょう。
すると、そんなこじつけ(笑)のせいか、新しいアクティビティが提案されました。
題して、「自分を客観的に知ろう」
これは、背中に紙を貼り、そこにその人の第一印象、そしてそこからどう印象が変わったか、をみんなが記入するアクティビティです。
もちろん、その間、本人には自分の背中の紙に何が書かれているのかはわかりません。
後ほど小グループを作ってから紙をはがして本人が内容を確認するわけですが、予想外の内容に歓喜や悲鳴、抱腹絶倒が巻き起こっておりました。
各々の印象についても、人によっては、エr…「セクシー」という意見が並んでいたり、第一印象で「こわい」が8個あったり(爆)、
逆に、「普通」という回答にショックを受けたりと(笑)、
自分自身が思っている印象と、書かれている内容が大きくかけ離れていた人もいたようで、いかに自分を客観的に見ることが大事であるか、に気付かされました。
良いことばかりが書かれてあったとは限りません(笑
しかし、それこそが、その人の個性であり、つまりは、強みであるはずです(笑
自分自身を客観視する、という点において大いに参考になったこのアクティビティ、ぜひとも今後の演舞へと活かしていきたいものです。
ギシギシと体が痛むのを感じながら、これにて本日の練習は終了、あとは最後の連絡を聞いて、本日はおしまい……
…………では、ありませんでした。
突如、流れるBGM。
よさこい調の和風ロックテイストばかりを終日エンドレスで聞いていた私たちにとっては、どうにも甘酸っぱい、この、ぽっぷみゅぅじっく。
バレンターイン、キーッス♪
そうでした、忘れていました……
嘘です、片時も忘れてはおりませんでした。
本日2/14という日は、これからが本番であるということを。
バレンターイン、キーッス♪
現在進行形でブログを執筆している私の部屋でエンドレスで流れているこのミュージックも、すでにリピート19回目。
その曲に乗りながら、女の子たちがチョコレート、いや、チョコを配って回っている!
予想外のサプライズに歓喜の声を上げて騒ぎ立てる男子たち。
みんな、先ほどクライマックスの振り写しの中でやった時より、はるかにスムーズにガッツポーズができていました。
このプログラムも始まって早くもすでに5回目。
折り返し地点にこそ到達はしていないものの、ベースとなる振りについては全て完了し、
改めてエンジンをかけるべきタイミングではありますが、人によっては、そろそろ、中だるみの兆しが見えてしまう頃合いかもしれません。
そんな心にズバッ!!と活を入れる!ではなく、ズキューン!!と愛を注入していただきました。
以上、こーんなに長いブログになってしまったほど、いろいろなことが盛り沢山過ぎた2/14の練習!
本番へと向けて、ダンスもビジョンもハートも、しっかりと高めることができたと感じています!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!