【事務局員ブログ】ダンスから学べるもの | NPO法人コモンビート
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【事務局員ブログ】ダンスから学べるもの

みなさん、こんにちは!コモンビート事務局の新井三保子(さんぽこ)です。

今日の午前中、墨田区中川小学校へ訪問させていただき、学校訪問活動をしてきました。
今回のテーマはずっとやりたいと思っていた「ワールドダンス教室」。

タイ、アメリカ、アフリカの三カ国のダンスを、小学生でも楽しめるようなシンプルかつ少し難しくて挑戦心をくすぐるようなレベルにアレンジして踊ってきまし。

小学生は大人に比べて、細かいステップや早い動きにはなかなか着いていけないことが多いんです。
なので子ども用の振りを作る時にこだわるのは、「体を大きく、いろんな方向に使う」、「繰り返しを多くする」、そして「少し複雑な振りを一部に入れる」の三つ。

「体を大きく、いろんな方向に使う」は、ジャンプで上下したら左右にスライドする、足を使ったら今度は腕をメインにした動き等、常に違う感覚になれる振りを繋げることで飽きないように工夫します。

一方で、矛盾するように思われるかもしれませんが、「繰り返しを多くする」ことも意識します。新しい振りが続くと覚えるのに必死になって、一番大事な「リズムを感じる時間」が短くなってしまうんです。私が企画をやらせてもらうとき、子どもたちの振り覚えの正確さや上手さは一切気にしません。とにかく体を思い切り動かして、リズムに乗ることを楽しいと感じてもらうこと!それを目標に振りを作っています。

今回嬉しかったのは、簡単な振り落としをして一曲通した後に、「もう一回!もう一回!」と言ってくれる子がたくさんいたこと。
選曲や振り、時間配分など、いろんなバランスを考えて組み立てるので、そういう素直な満足感を伝えてもらえることで頭を悩ませたこともぱーっと晴れます。(笑)

そして三つめのこだわりポイントは、「少し複雑な振りを一部に入れる」こと。上の二つを意識しながらも、子どもの挑戦心をくすぐるにはこの振りがいいかなと考える、ちょっとしたいじわるな感情をいつも楽しんでいます。(笑)

これは子どもに限らず、大人のそうだと思いますが、楽に出来てしまうことを淡々と続けるより、少し頑張ったら達成できることに向かってエネルギーを注ぐことってとても楽しいことだと思うんです。

成績もつけられることなく、友達とくらべることもせず、ただ自分があのダンス踊ってみたい!もっと練習したい!という子どもの純粋なチャレンジを応援できる。
それを楽しみながら育てられるのがダンスの大きな力だと思っています。

今日はダンスだけではなくいろんな国のあいさつや文化をゲームにしたり、子ども達から言葉をたくさん引き出すようにして、異文化に触れる楽しみを知ってもらいたいと思って企画を作りました。そのテーマでダンスを取り入れる意味というのは、感じる心と体全体で異文化を溶け込むように楽しめることに尽きると思っています。

ただダンスを教える企画ではなく、ダンスという最高な「ツール」を使って、いろんな気持ちを感じながら文化を楽しく学び、体を動かして汗をかいて、明るい気持ちになるという計り知れないほどの付加価値を詰め込んでいけるように、企画内容のブラッシュアップをしていきます。

さて、次はどの国のダンスをやろうかな!

最後にどどんと、スクールキャストとの集合写真!

1027学校訪問

事務局スタッフ 新井三保子(さんぽこ)