最近耳にするようになった「ファンドレイジング」という言葉。
これを職業としている方がいるのをご存じですか?
様々な人の「仕事」に触れることで「働く」ということを改めて見つめなおす人気企画JOB BEAT、
今回は、7/2(水)に開催した特別編 「ファンドレイザーという仕事」の報告です。
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参加者は14名。一般の参加者の方も多かったので、はじめにコモンビートの説明をさせていただき、
その後、コモンビートがお世話になっている株式会社シン・ファンドレイジングパートナーズの河内山さんによるお話へ!
まずは、現在の「ファンドレイザー」という職業についた経緯について。
広告代理店を辞めてからの「ファンドレイジング」との出会い、そして認定をとってからの起業。
そのような個人的な職歴をじっくり聞くことって普段あまりないですが、
何を仕事にするかどんな風に働くか、にはその人の価値観がとっても表れるもので面白い!
毎日どんなスケジュールでどんな場所で働いているのかという超具体的なお話まで、赤裸々に語っていただきました。
そして、その流れの中で紹介していただいた本日の主題「ファンドレイジング」という仕事。
印象的だったのは、
一般的には、ファンドレイジングとは「民間非営利団体の資金調達のこと」と言われていますが、
その前提として、まずは、そのように「応援してもらえるような“実態”であること、実態にすること」が大事であり、河内山さんはそこから仕事としているということ。
もう一つは、
コンサルタントとしての立場でも「答えを強要しない」ということ。
NPOやこういった活動においては、
答えの正誤よりも、自分たちの出した納得した選択であるかが大事だから、ということでした。
そんなファンドレイザーから見てコモンビートってどんな団体なのでしょうか?
問題解決型というより価値創造型のNPOであり、
東北の支援に関しても、単に何かを持っていくだけではなくそこに人のつながりが生まれるストーリーがあるから応援したい、と河内山さん。
また、お世話になっているコモンビートにとってのファンドレイザーとは?
10年も続けていると、自分たちの言葉でしか活動を語れなくなってくるからこそ、
外部のファンドレイザーの視点や意見がとても重要になってくる、とコモンビートの理事長より。
そうしたファンドレイザーの仕事観や具体的な仕事内容に触れたあとには、
「実際にコモンビートのファンドレイジングを考えてみよう」というワークショップを行いました。
全国で展開していることを活かしたバスツアーやまたは公演での投げ銭タイム導入案まで、
和気藹々と様々なアイディアが飛び交いました。
そんな風に、好きな団体のためにお金を集めることって、もっとポジティブにとらえて良いんじゃない?
寄付というのは、
お金を想いを込めて託すことであり、
それは同時に、素晴らしい団体に関わるチャンスを与えているということ。
という河内山さんのお言葉で、あっという間の2時間の講座が締めくくられました。
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そうして託されたお金をどうまた社会に還元していくか。
NPOとしても、改めてそこにある想いを考えさせられる時間でした。
河内山さん、参加者のみなさん、ありがとうございました!
コモンビート事務局(はな)