20期練習、24日に引き続き、
川西麻未(ぎん)がレポートします。
25日は韓朱仙さん(チュソン)による100人村WSから始まりました。
「世界がもし100人の村だったら」
この世界的に有名な詩を、ワークショップ化したものです。
名前、大陸、言語、あいさつ、年齢層、記号
の書かれたカードが配られスタート
年齢層(子ども・大人・老人)で分かれたり、大陸で分かれたり
それぞれの分布を、数値で見るよりもよりリアルに感じました。
次にあいさつを交わしながら、自分と同じ言語の仲間探し
言葉が通じる仲間を発見した時のよろこび
言葉が通じない不安・不信
私はスペイン語だったため、言葉の通じる人がたくさんいましたが
中には、1人ぼっちの人も 。
その後、最後に書かれた記号ごとに分かれました。
一体何の集団なのか?
実はこれは、物質的豊かさの違いで分かれた集団
実態が明かされたところで、100枚のクッキーを
それぞれの豊かさに見合った枚数配布
最も豊かな集団には20人ほどに対し80枚のクッキー
最も貧しい集団には20人ほどに対し 、たった1枚のクッキー
実は日本人は上記の最も物質的に裕福な層にいます。
80枚のクッキーをもらった集団は 、はじめは盛り上がるものの
だんだん、他のグループの様子をうかがい始める 。
それに対し、1枚のクッキーをもらった集団は
みんなでわいわい1枚を分け合って楽しそう 。
違う場所でこのワークショップをしても 、必ずこの傾向は現れるそう。
物質的な豊かさと心の豊かさが
必ずしも反比例するわけではないけど
比例しないことがリアルに体感できました。
最後に
「世界がもし100人の村だったら」
の朗読を聞き終了。
このワークを通して、感じたことは人それぞれ。
異文化理解がテーマのこの作品にも直接リンクする部分がたくさんあり、
作品理解を深めるきっかけの時間になったのではないかと思います。
その中で私が最も強く感じたことは
すべてのもの・こと・ひとを
『愛』すること
すべてはそこから、はじまるのではないかということ。
愛することができれば
知りたいと思う
理解したい、わかりたいと思う
応援したくもなるし
応援してもらいたくもなる
一緒にいたいと思うし
感謝の気持ちも湧いてくる
腹の立つことも、愛情の裏返し
最終的に許せるのではないでしょうか
ランチを挟み、午後は再びダンスの振り落とし
最後は赤テーマ、ロシア、よさこい、サルサ
今回もダンスサポータを招き、デモンストレーションからスタート。
と…
赤テーマの曲が流れた瞬間、20期スタッフが一気に飛び出しました。
実はスタッフ陣
プログラムがスタートする前の準備期間に
赤テーマを使ってダンスの練習を積んできました。
突如訪れた発表のチャンスに、みんなノリノリ。
練習の成果を存分に発揮し、会場のテンションを一気に盛り上げました。
その後はそれぞれに分かれて振り落とし。
昨日の疲れもどこへやら。
新たなダンスに、みんな真剣に挑んでいました。
そして、振り落としが終わったところでなんと!
12カ国ダンス発表会♪
たった今習ったばかりのダンスを、さっそくお披露目
初めて、人前で見せるダンス
緊張感たっぷりに、それでもそれぞれが今できる全力で踊りました。
ダンスが好きで、どんどんのみ込める人
初めてのダンスに四苦八苦する人
ペースは人それぞれですが
みんなが一生懸命喰らいついていったことで
12カ国ダンス、すべての振り落としが完了
ダンスサポーターのみなさま、本当にありがとうございました。
これからは、教えてもらった振りを自分の中に落とし込み
そして磨きあげていきます!!
ダンス練習の後は、今日の練習のために東京から駆けつけてくれた
東京の総合演出、高埜太之さん(もっちゃん)によるビッグナンバーの練習
もっちゃんの、ワイルドで的確な指摘に唖然。
ちょっとした意識やコツがわかるだけで、そのシーンが全く別のものになります。
これからの練習期間、すべてのアドバイスに真剣に耳を傾け
切磋琢磨し、作品を洗練させていきたいと、強く感じました。
おまけにもうひとつ
この日、20期のTシャツが完成しました☆
先駆けGAP団Tシャツ
加藤砂弥さん(さや)のデザイン協力により
かわいくポップなTシャツに出来上がりました。
これから汗と涙を共にするTシャツ
衣装部としていろいろ準備をしてきた私は
100人が4色のTシャツを着た風景に、感無量でした