今年で3回目となる、関西コモンビートの春の代名詞 さくらよさこいプログラム2014。 本日、第1回目の活動報告を、芝琢也(たくや)がお届けします。
第1回目の練習である今日はキャストの初顔合わせ。
26期キャストから、過去のキャスト、さくよさ2013、さくよさ2011のキャスト、そしてコモンビートプログラム初参加キャストまで 63名のさくよさキャストがまだ見ぬ桜満開の京都を夢見て、極寒の加島の体育館に集いました。
期待と不安を胸に秘めた私達を迎えてくれたのが、この中で誰よりもこの日を待ち望んでいたスタッフ陣です。
非常に高いテンションで目の前で繰り広げられるスタッフの紹介に、 テンションの持って行き方がまだよく分からずに、ぼけーっとするキャストたち。
この温度差を埋めるため……(笑)、そして、互いのことをもっとよく知り、心の距離を縮め、 親睦を深める為、プログラム初日の今日はとあるアクティビティが行われました。
それは、参加者に、誕生日順に円に並んでもらうという非常に単純なものです。
ただし、その間、一切の言葉を発してはいけません。
統計によれば、無作為に選んだ40人程度の人がいれば、9割以上の確率で、1組は同じ誕生日がいるそうですが、 今回はなんと5組もの同じ誕生日のペアがいました。 これには本当にびっくりでした。
この先のプログラムの成功を暗示するような、幸先の良いアクティビティとなりました。
続きまして、体力測定が行われました。
反復横跳び、閉眼片足立ち、スクワットに腿上げ……と、まるで学生時代のスポーツテストを彷彿させる種目が行われました。
まさかよさこいを踊るためのプログラムに参加して、 反復横跳びからプログラムがスタートするなんて夢にも思っていなかったでしょう、
予想外の展開に、キャストとその筋肉が悲鳴を上げ、空気の冷えきった体育館にこだましました。
しかし、よさこいとは数あるダンス・演舞の中でも、特に下半身の強靭さが要求される踊り!
そんな、主催者側の粋なはからいだと思えば、今、帰宅後にこのブログを執筆するためにキーボードを叩いている 私の腕の痙攣が止まらないことに対する怒りも収まるというものです。
この体力測定は毎回の練習で行われるわけではなく、最終練習でもう一度だけ行われます。
このプログラムに全力で取り組めば、きっとそこでも進歩が見られるはず!
体育館中に悲鳴と絶叫が響き渡る体力測定もようやく終了、
しかし今日はここからが本番でした……。
いよいよ、さくよさ2014プログラムのメインイベント、ダンスの振り写しに入りました。
今回のパートは、体験会とは細かな部分が違っており隊列の概念が導入されました。
もちろん、まだ隊列も発表されていない中、暫定の立ち位置に時間差でしたが、 ただそれが導入されただけで、一気に演舞が奥行きを持つようでした。
最後にスタッフから注意された事がキャスト自身の気構えでした。
初回の練習、テンションが昂るのはしょうがないことですが、 一部、どこかで気の緩みやメリハリに欠けていた部分もありました。
『楽しき中にも礼儀あり』
スタッフから提示された言葉です。
今回の目指す目標のひとつです。
お祭りというパフォーマンスとはいえ、やるからには本気を出し、 本気を見せるからには、各々が、しっかりと自覚して有意義な時間作りと空間創りを意識する必要があります。
このプログラム終了後、私達に残るのは、新たに覚えた演舞だけ……ということにならぬよう、 体も、そして心もしっかりと成長できるように意識し続けたいものです。
かくして、さくよさ2014、本日、いよいよ開幕!
目指すは4月5日・6日、桜舞う京都です!
久方の光のどけき春の日に、 しず心なく、我ら63名、渾身の演舞にて、まさに満開の花を咲かせん!
レポート 芝琢也(たくや)