さんぽこのぽこっと言わせて!UWP編 〜MajiでImiある5秒間の巻〜 | NPO法人コモンビート
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さんぽこのぽこっと言わせて!UWP編 〜MajiでImiある5秒間の巻〜

こんにちは!

毎度おなじみ、デンバーよりさんぽこ(新井三保子)がお送りします♪

UWPのメンバーにさんぽこかぽこって呼んでねアピールをしてるので、少しずつ浸透してきていますよ〜。(笑)

さて、今週の月曜日からハードスケジュールスイッチがカチっとはっきり聞こえるくらいに一気に忙しくなりました!!

基本的に、午前中はツアーと団体の説明、ワークショップやアクティビティーの時間、

お昼を挟んで午後はステージ練習という流れで進んでいきます!

1/14(火)は、面接と歌、ダンス、スピーチのオーディション、舞台装置の勉強、コスチュームチェックと撮影等というスケジュールを、

チームに分かれてローテーションでやっていくという盛りだくさんな一日でした!

いきなり英語の面接で、うっそー!うわー!どうしようー!という気持ちになりましたが、どうにか乗り切った…ボロボロだったと思うけど。(涙)

歌とダンスのオーディションは、

多少慣れているせいか、英語の面接の1/10くらいの緊張で済みました…。(笑)
とにかく集中して全力で臨みましたよ!!

そして、1/14(火)には一部のダンスナンバーとソロパートのコールバック(二次選考のようなもの)が行われました。

今回のUWPのショーの名前である“Voices”での花形ナンバー“Party around the world”で、メインダンサー候補にリストアップしてもらえました!

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日本から一緒に参加しているハンナ(藤戸晴菜さん)も選ばれて、二人で大喜びーーー!!

次回の選考に向けて、昼食や夕食を早めに切り上げて自主練に勤しんでおりまする。

練習したくてうずうずしちゃって、
夕食のピザもぺろりだぜ!

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この日は何と、8:30〜20:30までという長い一日。

アクティビティー、ツアー説明、歌、ダンスと大忙し。

全員での歌練習では、コモンビートのビックナンバーである「願いをのせて」の英語版、“Can you sing a song of peace?”をやりました!

英語版は何度も何度も聴いてるから、新しいリズムもハーモニーもすんなり覚えられました♪

Voicesバージョンは、アコースティック調のしっとりした雰囲気にアレンジされており、テンポもゆっくりでとても癒されます。

ストレッチと日記と寝る前にこの曲を聴くのが日課です。(笑)

また、60〜90年代のいわゆる懐メロメドレーin アメリカもあり、総計40曲近くの曲を覚えることが出来ます!!

サビだけだったり1フレーズだったりするけど、聴いたことのある曲もちょくちょくあって覚えるのが凄く楽しい〜!!

1/16(木)も、午前中はこれから訪れる都市についての紹介やアクティビティーの時間。

今日やったゲームは、内容は違うけどコモンビートでも経験したことがある人も多いかもしれません!

4つのグループに分かれて、それぞれのグループに「文化」が与えられます。

「旅行に行くならどこに行きたい?その理由は?」という全チームで共通の質問を違うチームのメンバーに投げ掛け、

相手のグループがどんな「文化」を持っているかを当てる、というものです。

例えば私のチームでは、「質問に答える時に5秒間開けてから答える」という「文化」を持っています。

いざ他のチームのメンバーに話しかけると、目を一回も合わさない、やたら馴れ馴れしく肩に手を置いてくる等、いろんな「文化」を発見することが出来ました。

このゲームから学んだことは、

これから数々の都市を回る中で、いろんな文化に触れることになるけれど、

その時に変だなと感じたり、理解出来ないと思った時の考え方のシフトの仕方が大事だということです。

自分にとっての「当たり前」や「常識」の範囲外の出来事が起こった時、

感じ方や対処の方法は千差万別。

じゃあ私はどんな風に向き合おうか?と考えていましたが、

面白がっちゃえばいいじゃん!というのが結論でした。(笑)

変だなと感じる感情を愉しんでしまう。
そしたらどんな文化でも受け入れられる気がします。

でも、ただ愉しむだけではなくて、

その文化が生まれた背景を知り、その歴史を尊重することも凄く大切だと思います。

どうして私達のチームは5秒待ってから答えるという「文化」を持っていたのか?

それは、相手が話し終わるのをちゃんと待つという「おもいやり」の心が根底にあるから、という説明をされました。

MajiでImiある5秒間だったんですね。

ただ他のチームにとっては、MajiでIraだつ5秒間だったかもしれません。(笑)

でも、その背景にある理由を知ったら納得して受け入れられる人が多かったんじゃないかなと思います。

私達日本人は、会話の中で自然とそういう思いやりをたくさん持ちながら話してるなと気付きました。

例えば、基本的に相手が最後まで話し終わってから話し始めたり、

電話での会話が終わった後に切る時は数秒待ってから切ったり、切る順番を考えたり。

「よろしくお願いします」という挨拶や「お疲れ様」という労いの言葉があったり。

この二つの言葉を使いたいシーンがたくさんあるのに、直訳がない=使う習慣がないので、似たようなニュアンスの言葉で置き換えるか言わないかの選択になってしまって、少しもやっとしますが…。

こんな風に、私達の生活の節々に思いやりという見えない文化がたくさん隠れているんだなと気付いて、

何だが誇らしくなりました。

ちなみにアメリカ人と電話すると、話が終わった途端すぐに切られます。(笑)

みんながみんなそうではないかもしれないけど、あまり気持ち良くはないですね。

でも、それも相手にとっては当たり前なのだから、イライラするだけこっちの損。そういうもんなんだ、と受け入れてしまえればいい。

時間がかかることもあるかもしれないけど、そのプロセスも楽しみながら生活していけたらいいなと感じたアクティビティーの時間でした!

デンバーにいる今も新しい文化にたくさん触れられて楽しいですが、

ここでの常識が通用しない場所に行った時のことを考えると、ワクワクします!!

明日も学んで、食べて、話して、歌って、踊って、五感フル稼働で頑張ります!

さんぽこ(新井三保子)