船の上でミュージカルを創る。
と一言で言っても、コモンビートから乗船するスタッフは一人です。
一人でダンスや歌の指導、シーン創りをするのはなかなか大変。
特に私はダンスできないので困り果てていたわけです。
そこに現れたのがあやの(大谷文乃さん)でした。
彼女が「ダンスの事ならお手伝いできます。」と声をかけてくれた瞬間本当に感激でした!
飛びつきました。
あやのは高校からダンスをはじめ
通算10年くらいのダンス歴がある強者。
ジャンルは、
hiphop、jazz、タップ、バレエ、日本舞踊とさまざまです。
そんな魅力溢れるあやの、洋上ミュージカル創りでは本当に本当に助けられました。
彼女なしに洋上ミュージカルの完成はないと言っても過言ではない!
たくさんのダンスシーンを彼女はじめダンスリーダーに任せて、振りも曲もまったく新しいダンスシーンをいくつも創ってもらいました。
毎日の練習前には「ねえ、あやのこれでいいかな?どう思う?」と相談しっぱなし。
そんなあやのにインタビューをしてみました。
1.ピースボート(以下PB)に乗る前は何してた?
幼稚園教諭を6年間してました!子ども達と毎日歌って踊って幸せな日々でした❤
2.PBに乗ろうと思ったのはなんで?
地球一周は人間が出来る特権だから必ず行こうと思ってました。
タイミングは父が一昨年亡くなったのがきっかけでいつでも親孝行出来る訳じゃないと実感。
親孝行含めて母と2人で今回船に乗りました。
最初はみんなの熱についていけないと思い、辞めるか迷っていたけれど、本当にやってよかった!
何度も「あー!今みんなとここでこうしている事が幸せ!」って胸いっぱいに広がる充実感を噛み締めていました。
4.コモビの何が大変だった?
従来の踊りとリニューアルした踊りのバランスをとってフリを作るのが難しかったけれど、やりがいがありました。
あとは自主練をするモチベーションを自分でコントロールする事。
5.コモビでなにか得たものある?
やりたい役や挑戦したい事に素直に飛びつく気持ちや行動力。
「私なんかが…」と思いがちでしたが、みんなのやる気溢れる姿や意欲を見て、もっと可能性広げたいしチャンスを掴もうと貪欲になるのは恥ずかしい事じゃないんだって思えてうじうじするのをやめました。
あやのをはじめ洋上ミュージカルの仲間との出会いはかけがえのないものです。
またキャスト紹介を書きたいと思います。
藤原 結
写真協力:遠藤和秀