戦国時代にタイムスリップ、相馬野馬追ボランティア | NPO法人コモンビート
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戦国時代にタイムスリップ、相馬野馬追ボランティア

コモンビート会員の上島知子(かみちゃん)です。7月27・28日(日)に国指定重要無形民俗文化財 相馬野馬追(そうまのまおい)に行列参加(ボランティア)したので、その様子をお伝えします。

<1日目(7月27日)>

福島駅に集合し、マイクロバスで南相馬市へ向かいました。
メンバーは東京、中部、関西、東北からコモンビート会員20人とOCAの方々、タイの留学生5人とバライティーに富んだ個性豊かなメンバーが勢揃い。

小高神社に到着し、28日に行われる本祭りのお行列の参加するための衣装が配布され、それぞれ試着をしました。
伝統的な衣装に袖を通し、どうやって着るかわからず、とまどっていると地元の方が着方を丁寧に教えて下さり、そこで地元の方との交流が生まれました。

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その後、行列で持つ武器や旗などを実際に触れ、翌日の本番への期待と緊張感が高まりました。

写真2

そして、マイクロバスで再度福島市内へ。福島市に戻る途中、東日本大震災の被災が大きい地を通り、まだまだ復興には遠い現実をそれぞれ目に焼き付けました。

写真3

夜はメンバー同士の交流会。お酒と美味しいものを食べながら、タイの留学生やOCAの皆さんと楽しい時間を過ごしました。

<2日目(7月28日) >

いよいよ行列参加当日です。それぞれ衣装を着て、バスに乗り込みました。
会場に着くとそこはまるで戦国時代。
馬にまたがった武士や家来に扮した人々で埋め尽くされていました。

写真4

お行列は、2.5キロの道を歩きました。
配役によっては、重い道具を持っての徒歩でしたが、そこはミュージカルで培った舞台根性で、皆凛々しく歩きました。

時々、地元の方々が「頑張って下さい!」と声をかけて下さり、とっても嬉しかったです。

行列参加の後は、競馬や神旗争奪戦を観戦し、まさに戦国時代にタイムスリップしたような感覚でした。
騎馬武者の皆さんの勇猛果敢な姿をみて、本当に感動しました。

写真5

地元の皆さんは、まだ多くの方が非難所生活をされています。
そんな中でこの1000年以上続く伝統的なお祭りを受け継ぎ守っている姿に、逆に勇気をもらい、今回行列参加ボランティアとして大変貴重な体験をさせて頂いた事深く感謝しています。