Keep on Challenging一周年企画 チャレンジのその後(前編) | NPO法人コモンビート
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Keep on Challenging一周年企画 チャレンジのその後(前編)

お陰様でKeep on Challenginも今回で一周年を迎えました。
毎回、様々な分野のチャレンジしている人にインタビューしてきましたが、
彼らはインタビューのその後、どのように前に進み続けているのでしょうか?
今回、一周年特別企画として、昨年6月~12月にインタビューを掲載させて頂いた方々を対象に、
彼らのその後と今の想いについて、本人達にメッセージをもらいました。
前編は昨年6月~9月にインタビューした6人のその後をお届けします。

「ずっとチャレンジは続いている」山崎可愛さん

2011年6月10日インタビュー掲載「自分にはその感性がある」
インタビューを受けてから1年経ったなんて、本当に時が経つのは早いと実感しています。
1年前は大学生活最後の年で、大学卒業と看護師国家試験合格を目指して友人達と切磋琢磨しながら乗り越えてきました。
きっと、やるべき事が明確だったからこそ、目標に向かって真っ直ぐに突き進めたのだと思います。
これまでの私の人生で、あんなに勉強した日々はありませんでした。
夢を叶えるためなら努力できるんだと、私は自分自身に証明することが出来たのが本当に嬉しいかったです。
国家試験に合格し、4月から看護師として働いています。今は、新たな目標に向かって、それを確実に自分のものにするための日々です。
自分がSTARTをきってから、ずっとチャレンジは続いています。
要はその気になれば、普通のこともチャレンジと思える。
『初心忘れるべからず!』
これが今の私のモットーです。つまづいたらまたやってみたらいい。そう言い聞かせて、日々邁進してます!
また1年後の自分が楽しみで仕方ありません。

「まだまだ旅は続く」高橋祐介さん

2011年6月20日インタビュー掲載「今、人生フラットになっている」
2011年6月1日に日本を出発して一年間。
バックパックを背負いギター片手にアジア、東欧、中東、北アフリカを旅してきた。
思った以上に音楽に時間を取れないことや、自分の音楽性がほとんど変わっていない、
という意味で思い通りにいかないことも多い。
でも、自信になってることもたくさんある。
どこの国でも歌えば必ず喜んでもらえる。
拍手の感覚で分かる。
これは本当に嬉しい。
言葉は最も重要だけど、
言葉が通じなくても、通じる何かがある。
まだまだ旅は続きます。
僕の旅の目的のひとつは
新しい歌を生み出す種をたくさん見つけること。
音楽的にもメッセージ的にも。
なので何でも経験してみることが重要。
今後も旅の最中にいろんなことに、チャレンジしていきたいと思います。
自分が納得するまで。
仲間との再会を楽しみに!
〈一年間の訪問国〉
中国、モンゴル、チベット、ネパール、ブータン、インド、イラン、アルメニア、グルジア、トルコ、ヨルダン、イスラエル、エジプト、スーダン、エチオピア、ジブチ、ソマリランド、ケニア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ、タンザニア

「今を生きることにさらに貪欲になった」中岡舞さん

2011年7月11日インタビュー掲載「今、表現する事が楽しい。」
『A COMMON BEAT』18期公演が終わり10ヶ月が経ちました。
公演がきっかけで、自分の『からだ』に興味をもつようになりました。今までや自分の身体に無頓着でしたが、日々身体への興味が増しています。現在は、7年前に出逢った知り合いのボディクリエイターのもとで古武術療法を勉強しています。その中でからだの神秘、日本文化におけるからだの使い方のすばらしさを感じています。日常の生活から、からだのことを知り、さらに向き合っていきたいと思っています。
そして今は『高尾』という地に根っこをのばしています。
高尾に越して1年がたち、高尾での日々がより一層深みを増しています。昨年10月より毎月1回、家族と高尾の仲間と家の前の通りで『杜の市』という手作りスローマーケットを開催しています。今月で9回目をむかえました。出展者は、高尾や高尾周辺に在住する作家さんたちです。草木染めの雑貨、編み物雑貨などさまざまな手作り雑貨、無農薬のお野菜、天然酵母のパン、マッサージなど約15店のお店が並びます。ここが地域の交流の場、作家さんの舞台として少しずつ地元を耕しているのではないかと思います。
また、高尾を中心拠点にしている『虔十の会』の方と一緒に畑を始めました。手で耕すのにちょうどいい大きさの畑で、無農薬野菜を少しずつ多品目でつくっています。今年は自家製大豆から味噌もしこみました。『土』のある生活が少しずつ日常に溶け込んでくるようになりました。
そして、今一番の目玉はコミュニティカフェ作りです。母が『高尾に住む人、訪れる人、いろんな人が出会い語り合う。”今”を大事に新しい”ナニカ”を作りあげていく場がほしい』と、高尾の仲間と一緒に、カフェを5月末から作り始めています。近所の仲間や今まで出逢い繋がった人たちのもっている技術や、それぞれが培ってきた経験、人の繋がりを生かしてつくりあげていきたいと思っています。ここではカフェのほかに、ギャラリー、上映会、アコースティックライブ、ワークショップなど様々なイベントを開催したり、社会に対してメッセージを発信したり、友人の作品の展示販売を行いたいと思っています。
カフェに携わる人が自分を表現し発信していける場所にしていきたいと思っています。
一年近く経ち、今を生きることにさらに貪欲になった気がします。母や周り人の姿をみて「人生やったもんがちだなぁ」と思います。そんな毎日を大切に感謝しながら思いっきり生きたいです。そして出逢って繋がっている人が、それぞれの得意なこと、好きなこと、表現したいことを実現できるきっかけや空間を作り応援していけたらと思っています。

「今という時を精一杯生きる」北原太志郎さん

2011年7月20日インタビュー掲載「立つべき所は決まった」
20数年間暮らした東京を離れ、生まれ故郷の伊那谷に根を下ろして1年。
昨年、公務員試験に受かり、飯田市観光課職員として地域づくりに励んでいます。
また、コモンビートのもざいくプロジェクトリーダーとして、この地域でのプログラム実施に向けて精力的に動いています。
大都会を離れて、今感じているのは、自然の移ろいを肌で感じられる豊かさ。
春になると一気に緑が増え、田植えが始まると連日のカエルの大合唱。
夏には入道雲や夕立、夜は満点の星空。
秋にはリンゴや柿の香りが谷を覆い、冬は厳しい寒さに春を待ちわびる。
土や草木、風の匂い。
ここに暮らす人々の心の豊かさ。
自然や気候、地形をうまく生かしてこそ人間によるまちづくりや暮らしが営まれ、伝統や文化が育まれていく。
日本人が辿ってきた道を、まさに自分も辿っているありがたさを感じています。
伊那谷。
ここは、先祖代々がお世話になり、生きてきた地。
今、自分がここで見聞きし、感じ取り、創りだしているもの。
それらすべては先祖からの贈り物であり、未来の子孫たちに遺すためのもの。
そのために、自分は現在ただ今という時を精一杯生きる。
北原家13代目の当主として、この地に生きる責任。
丁寧に力強く、命を燃やして生きていく。生き抜いていく。
シンプルにただそれだけ。
伊那谷を情熱溢れる日本一の谷にする。
果てしないチャレンジは続きます。

「自分がまず楽しんでいたい!それだけは変わらない」 中村絵梨奈さん

2011年8月22日インタビュー掲載「常に楽しい事をしていたい」
私が、インタビューを受けたのは去年の夏。 大阪へ引っ越す直前、東京最後の夏の思い出でした。 あの時は、育った『千葉』から離れて、自分が生まれた『大阪』という土地に行くこと、『事務職』を10年以上やってきて、突然未経験の『販売』という仕事に就くこと、期待や不安、様々な想いが混在していました。
でも私の根っこにあるのはいつも、あの時語った 『常に楽しい事をしていたい』という想い。
あれから約8ヶ月が経ち、現在私は、実はあの時と違う職場にいます。しかし、『販売』という仕事は続けていて、今はずっと昔から大好きだったインテリアの仕事に就いています。 今の職場を見つけた時、一瞬で運命の恋にでも落ちたような衝撃受け…そんな出会いでした。 必死で、昔から憧れだったインテリア業界で働きたいという想いを伝え、運よく採用され、
今は本当に大好きな職場で、大好きなインテリアに囲まれ、楽しくて仕方ない毎日です。 もちろん仕事だから、たくさんの挫折や失敗を毎日のように繰り返しているし、ショールームではなく、あくまで販売という立場なので好きなだけではやっていけない。売上げが上がらなければ怒られる。
でも自分が一番好きなものを人に勧められる仕事というのは、やっぱり幸せで、今の職場でも、誰よりも自社製品の一番のファンは私だと思っています。
これから先も、何が起きるかわからないし、
自分がいつどこで何をすることになるかなんて、予想もつかないけれど、
私は常に自分がまず楽しんでいたい!それだけはずっと変わらない人生でいたいなと思っています。

「毎日挑戦できる自分はラッキー」木山千尋さん

2011年9月20日インタビュー掲載「日常からひらめきが生まれてる」
もう去年の事になりますが、私は日本テレビの料理の大会に参加していました。
その際は皆さんの応援、投票ありがとうございました!!
投票結果により全国2位、そしてそのお陰で『テレビの生放送中に料理をする』という、とても楽しい経験が出来ました!
残念ながら優勝は逃してしまいましたが、半年間による料理対決に出した私のレシピは本に掲載して頂く事が出来ました。
優勝を逃してしまったのは悔しかったですが、今ではあの日々は本当に素晴らしい経験だったと思います。
何よりも両親と祖母が喜んでくれたので、挑戦して良かったと思いました。
応援してくれた旦那、ありがとう!
さてその後の私ですが、大会のメンバーにも勧められたのもあり、(大会後、同窓会をしたくらい全国BEST12メンバーは仲良し!)
調べてみたら料理コンテストというものがいっぱいある事に気づき、いろいろまた挑戦しています。
結果はというと…
カルビー会社の広報誌に私の『ジャガイモもちもちニラチヂミ』が紹介されたり、メルシャンの新製品のワイン「every」に私のコメント&写真が販促POPに使用されたりしました。
しかし、まだまだ『すごいで賞』みたいなのは無いのでこれからも挑戦していきたいと思います。
料理は毎日の事だし、自分も、自分の大切な人たちの身体も作っていくものなのでとても大切な事です。
それを楽しんで、しかも、もしかしたら褒められちゃうかもしれない何かに、毎日挑戦できる自分はラッキーだと思います。
さてさて、今日のご飯は何にしようかしら…。