こんにちは!今回初めて練習レポートを担当する、赤大陸の小笠原知穂(おがち)です♪よろしくです!
初キャストです☆
さて、21日(日)の練習を総括して言うと…20日の練習もそうだったんですが…「心が激しく疲れた日」でした。。。
とっても短い間隔で、いろんな感情になったのは初めてだったからだと思います。考えさせられることの多い1日でした。ぜひ細かくシェアしていきたいと思います!
では、はじまりはじまり~!
まずはいつものように、大陸ごとの集合です。我らが赤大陸では、前日の練習について、欠席していたメンバーへのシェアが行われておりました。
戦争とは…戦後の人々とは…いつも以上に真剣な面持ちで、話に耳を傾けております。
この日はいつもに増してたくさんのサポーターのみなさんが駆けつけてくださいました!
安藤悠一(あんどぅ~)いわく「確実に戦争要員のメンバー」だそうで(笑)、これは頼もしい!!
なぜなら今日は戦争シーンの振り落としがあるから。しっかり教わるぞ!と気合いが入ります。
…の前にウォーミングアップ。
今日は競技室の端から端までを、簡単なステップを踏みながら進むものをやりました。
列ごとにハイタッチし合ったりと、みんなの表情も体もうまくほぐれてきたようです。
また、歌部の田桑慎介(くわ)からの「ええ声トレーニング」もありました。お腹に力を入れて歌う練習をしました。みんな、めっちゃええ声になりました!
いい感じのコンディションになったところで、午前中は後半シーン練習です。
《コモンビート3》と《願いをのせて》の歌練習をしました。練習のはじめにあんどぅ~から「歌うために必要なことは?」という問いかけが。
「姿勢」「表情」など、たくさんの答えがキャストから出てきました。その中でも「歌詞を覚える」「音程を覚える」、この2つができなければ歌は歌えない…確かにその通り。
そして…「ダンスよりもごまかしがきくと思われがちだが、歌もダンスも一緒。歌詞や音程があいまいなまま、舞台に上がる資格はない」と。少し前に言われた「責任感」という言葉を思い出しました。
106人全員が「責任感」をもってのぞむこと。このミュージカルの成功は、これにかかっている。改めて気を引き締めます。
《願いをのせて》、実は私がソロで歌うのですが、後半シーンの中ではめずらしく、希望や未来あふれる歌。
今までは自分の音や歌詞を覚えることに必死になっていて、あまりよく周りの音に耳を傾けられていなかったのですが、今日の練習では、それぞれの音を初めてじっくり聴くことができました。
この曲、実はとっても厚みのある曲で、三部合唱。それらがすべて合わさった時は…鳥肌が立ちました。
そんなみんなの声に後押しされるように、私の声も絶好調!
今までは1人と105人のイメージで歌っていたのが、106人の中の1人のイメージで歌うことができました。
これからもっともっと練習して、前向きに頑張ろう!という気持ちをお客さんに伝えられる歌に仕上げていきたいです。
お昼ごはんを食べたあとは、戦争シーンに出る人と、その後のシーンに出る人にわかれて練習です。
私はその後のシーン練習に参加しましたが…戦争シーン練習では、ストンプやスティック、ポールを使った振りや、全体の動きの練習をしていたようです。
ちょっと油断するとケガにつながってしまう練習ゆえに、みんな真剣。心は熱く、頭はクールに。後半練習のキーワードです。
さて、別室では《さあ奏でよう》と《Rebirth》の練習を行いました。
まずは《さあ奏でよう》
戦争が終わり、絶望や悲しみに満ちた人々が少しずつ希望の光をもつシーンです。
戦争でいろいろなものを失って…自分はこれ以上どう生きていけばよいのか…明日はくるのか…不安と絶望に満ちた心に、クラりん、けんてぃ2人の歌声が響きます。
暗い部屋の中で、何度も何度も演技を繰り返しながら、自分の役や感情を作っていきます。
この時間は、すごく心が重く、涙も止まらず…それでもより感情が伝わるように必死でのぞみました。
《Rebirth》は、どん底状態から少しはいあがってきた後に歌う曲です。チュソンに教えてもらった手話を取り入れながら、歌詞に込められた思いを届けます。
「強く、それでいて包み込むような優しい声」を目指して歌うようにしています。
まだまだ後半シーン練習は始まったばかりですが、これだけ集中力をもって練習にのぞめた期はない!という、演出のこめからお褒めの言葉をいただきました!
これから、ますますこの舞台に深みが出るように、106人全員が緊張感と集中力をもって練習していけたらと思います。
レポート:赤大陸 小笠原知穂(おがち)