中部でもマナクル「そうだったのか!電力問題ワークショップ」開催! | NPO法人コモンビート
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中部でもマナクル「そうだったのか!電力問題ワークショップ」開催!

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こんにちは!中部スタッフの水谷みゆき(えむえむ)です。
マナクルは 、参加者が世界のこと、政治、環境問題など
様々なジャンルに関心をもち、学びあう活動を提供しています。
今までは東京を中心に活動してきましたが、
今年は中部でもマナクルプロジェクトを実施することでこの地域を盛り上げていくことを目標としています。
その第一弾として、6月21日に「電力ワークショップ」を開催しました。
この日はちょうど一週間前に東京で同じワークショップを行った濱田亮(はまちゅん)さんによる「電力ワークショップ」です。
今回はその模様をお伝えします。


平日の夜にも関わらずこの日は多くの中部コモンビーターで会場がにぎわいました。
ここ中部でも震災の影響で原子力発電所の停止が決定し、節電や電力需給について関心が高まっている証拠でしょう。
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この日は浜岡原発の説明、日本における電気エネルギーについての考え方、
世界と日本の比較などを中心に話を聞きました。
私が個人的に驚いたのは、はまちゅんの説明のわかりやすさ。
自分自身でしっかり勉強していて、どんな質問にも冷静に対応していた姿がとても印象的でした。
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ワークショップでは、「そもそもなぜ放射線は体に悪いのか?」という話から始まりました。
確かに、ニュースで「放射能」「放射性物質」という言葉はよく聞くようになったけれども
「ガンの発症率が高くなる」、「DNAに傷がつく」など改めて理由を知ったことで
改めて本日の話題がとても深いものだと実感しました。
そして話題は中部地方にある浜岡原子力発電所について進んでいきます。
ここ中部では、近い将来、東海地震・東南海地震が発生すると言われてきました。
しかもこれらの地震が同時に発生した場合の地震の規模は
「東日本大震災と同じかそれ以上になる」とまで言われています。
ワークショップでも東海地震の話題が出ました。
震源域周辺に居住地を構える私たちにとって、
今回の東日本大震災と原発事故は無視できない問題です。
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後半は「日本と世界の電力事情」「自然エネルギー」についての話を聞きました。
エネルギーの準自給自足になるということを理由に日本では原子力が利用されているが
海外では積極的に自然エネルギーが利用されている、
電力は蓄えることができないエネルギーなので、海外では太陽光エネルギーを積極的に取り入れている、
自然エネルギーを蓄えることができる電池が利用されているなどの話を聞きました。
日本は地震の多い国です。だからこそ安全にエネルギーが供給できす仕組みを整えなければいけません。
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最後に「日本に対して世界各国はどのような動きをしているのか?」
「原子力に頼って、ある一部の人に利益が行くよりは自然エネルギーを利用して国民全体にメリットを与えるほうがいいと思う。」
などの質問や意見が飛び交いました。
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電力問題は私たちの生活と切っても切り離せない問題です。
マナクルではこれからもぜひみんなでこのような身近な問題について考える機会を設けていきたいと考えています。