20151002

ミュージカル「A COMMON BEAT」には、大陸ダンス(12か国ダンス)と呼ばれるシーンがある。自分の大陸の文化をダンスで紹介するシーンのこと。この練習が7月に集中的にあったのだが、自分は他の用事がこの月にあり、ろくに公式練習に来れなかった。当時は、後でゆっくり挽回すればいいと思っていたけど・・・

7月の終わりに、大陸ダンスの「ダンスマスター」なるものが発表された。これは、今後の公式練習で大陸ダンスの時間がなかなかとれないので、空き時間に音頭をとって練習企画したり、踊りを教えたりする人のこと。キャストの中から演出側によって指名される。

僕は、12か国ダンスの1番最初、すなわちこのミュージカルで初めてのダンスナンバーであり、キャストからの人気も高い「青大陸のテーマソング」のマスターに任命された。

そりゃ、踊りの上手な人がマスターに選ばれるから嬉しいけど、練習来てないから、まだ振りを覚えてないよ・・・あはは。

8月半ばに急きょ関西34期と大陸ダンスバトルをやることになり、とりあえず自分は個人練習で振りを覚えて踊れるようにしてきたけど、たぶん他のメンバーは踊れてなかったと思う。ごめんね。

そこから一念発起して、ダンスマスターとしてみんなの面倒を見るようにしたけど、まあ色んな人間がいる。

踊りは上手いが立ち位置が自由すぎる人、やる気があって表情も良いが踊りに難がある人、表現力は最高だがみんなで決めた事をすぐ忘れる人、真面目で立ち位置しっかりとるけどリズム感がもう少しな人・・・

自分を含めてメンバーは11名だが、まさに社会の縮図。
僕は学校の先生や何かの指導をしている人間ではないので「人にものを教える」というのがほぼ初めての経験だったけど、これは大変だと思った。1人1人違うものね。
そして、自分のやったことでその相手がぐんと上達しているのを見ると、達成感というか、すごく心があったかい気持ちになった。「教え好き」な人の気持ちがよくわかった。

自然とメンバーに対する愛着も持てるようになった。
教える自分もやる気全開になってしまい、本番前のシルバーウィーク祝日3日は、愛知に泊まって全て自主練の日にした。もう満足だ。

だいぶ偏った感想になってしまったけど、プログラム後半は、頭の中の8割が「青大陸のテーマソング」状態だったのが事実。実際に練習に費やした時間もそれくらいの比率だと思う。

この踊り、12か国ダンスの中でも比較的難易度が高いとされているが、配役された11名は、決してダンスや舞台感覚に優れたメンバーでは無かったと思う。それだけに一生懸命になれた。すらすらとこなせる11名だったら、僕はこんなに熱くなることは無かっただろう。みんな大好きだよ。

あー、また機会があったら「青大陸のテーマソング」踊りたい。

33期キャスト 安達大二郎(だっち)