もざいくプロジェクトスタート! 初交流ツアー | NPO法人コモンビート
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もざいくプロジェクトスタート! 初交流ツアー

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みなさん、こんにちは!
もざいくキャストの田中秀明(ひで)と申します。
よろしくお願いします。
9月4日(土)、5日(日)行われた『もざいくプロジェクト』の初ツアーについて報告します。


<1日目>
新宿に集合し、バスに乗り込み、いざ阿智村へ。
新宿から4時間の道のり…こんなにも遠い場所だったとは…
阿智村に到着し、僕たちもざいくスタッフと阿智村の方々、双方の自己紹介をしました。
その後、阿智村に関するもので作られた「阿智村かるた」を行い、阿智村について少しお勉強。
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かるた大会で盛り上がった後は、満蒙開拓団として戦中に満州に行かれた野中章さん、中島多鶴さんのお話を伺いました。
1時間では全然語り尽くせないような貴重なお話を、辛い過去を思い出しながら語って頂きました。
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その後、駒場の街並みをみるグループと、長岳寺に行くグループの2班に分かれました。
僕は駒場の街並みを見て回りました。
以前は宿場町として栄えていた場所だったのですが、メインストリートが少しずれたことにより人が段々少なくなったそうです。今では3階建てのお風呂場や、呉服屋など昔の雰囲気を感じることの出来る街並みとなっていました。
長岳寺では、住職の話を聞いたそうです。
まずは武田信玄の話。テレビなんかを見て歴史を知ったつもりになってる人がいるが実際は違うことが多い…、というような話。
例えば、大河ドラマ等の馬はサラブレッドだけど、実際の馬はもっと小さくロバみたいな馬だったそうです。
騎馬戦なんてのはなく、逃げる敵将を追いかけるときか、逃げるときくらいしか使わないとか。
あと、信玄ゆかりの物(信玄の角兜の一部と言われるもの)が展示してありました。
あとは残留孤児の話。日本に親兄弟を探しに来日したとき、親から「私の子です。会いには行きません。」と言われる。
時が流れそれぞれに生活を持ちそれぞれの事情があるから。見付かっても会えるとは限らないんだそうです。
寺には中国人で亡くなった日本人の慰霊のための鐘があって撞いてきたそうです。
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それぞれ2時間ほど散策した後、お風呂に入り、夕食タイム?
阿智村の方々にカレーをつくて頂きました。
夕食の後は、伍和にて「栗矢の無礼講」を見ました。
里人が伝統芸能を奉納し、神様の拝殿に上がり、お神酒と神餅を頂くことを許される。
というのが栗矢の無礼講なのだそうです。
僕達は里人ではないですが、当日限定里人ということで参加しました。
伝統芸能の舞は圧巻。とても美しく、ぜひ教えて欲しいと思いました(笑)
この時期限定で拝殿にのぼれるということで、楽しく無礼講に参加させていただきました。
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その後はお楽しみの民泊!!
何班かに分かれて阿智村の方々の家に泊めて頂きました。
お酒を飲みながら過去の話を語って頂いたり、恋愛運話したしたり…とても楽しい一夜になりました。
<2日目>
2日目は東山道最大の難所と呼ばれた神坂峠を下りました。
2時間かけて狭い道をただただ下る…
色んな話をしながら下る神坂峠はとても楽しかったです。
途中、樹齢300年を超える木がある神坂神社や、春になるとカメラマンが列をなす駒つなぎの桜もありました。
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下りた後は公民館に戻り阿智村の方々の太鼓の演奏を拝見し、もざいくキャスト全員で「願いをのせて」を歌いました。
その後、もざいくキャスト、阿智村の方々揃って2日間のまとめを行いました。
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東山道や駒場のメインストリートのように「道」が作る「歴史」であったり、栗矢の無礼講の「神様」の身近さであったり、何より阿智村の方々の「暖かさ」を感じた2日間でした。
次回の阿智村ツアーは9月19日(日)、20日(祝)。今から楽しみです!